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No825 ゴッドファーザー 2010年179
ゴッドファーザー THE GODFATHER (1972) ブルーレイ Review 第十二回「ブログDEロードショー」に参加させていただきました。
誘ってくれて感謝してます。選ばれた方は、『そのスピードで』のケンさんです。
ブルーレイという事もあってか,映像のクオリティは,30年以上前の映画に感じませんでした。有名テーマ曲は意外な場面で鳴ったように思えます。
キャストではマーロン・ブランドとアル・パチーノの演技は,一段突き抜けた能力を感じさせた。
確かだったセオリーや不可侵だった領域,義理人情に至るまで時代の流れから変遷してゆく。
親子二代に渡る壮大なサーガの幕開けに相応しい傑作でした。イタリア人マフィアの血に対する結束力の強さが滲み出ています。
終盤でのマイケルの一度決断した裁定をどんな状況でも覆さない父とは異なる冷徹なビジネス家のようなスタイルには,頂点に立つものが持つ,勝ち続けなければ全てを維持,発展させられない痛みが伝わってきた。2人を殺し堅気の道を外れ,アポロニアを失った時点で復讐の代償の大きさに苦しんだのかも知れません。そんな経緯で粛正も中途半端に収めず,支払いは命のみ。いつか自分や家族に降りかかる前に目を摘み取り危険な因子を排除。止まるのは死と同様。表舞台での活躍を願った父の意向とは反するものの父の死後にまとめて終止符を打ったのは,タイミングの問題にも見えましたが,マイケルの思いやりのようにも。
疑問は,マイケルのケイからアポロニアへの移り気ですね。見た目と性格の印象で裏世界の妻としてアポロニアの方が知的では無いし順応性を垣間見ました(ラストのケイの真実を見透かしたかの目にも現れているようにも)が,マイケルの単なる一目惚れの可能性やケイを引き込むことに苦悩していた,手を血に染めた時点で別れを決意していたなど見方は色々でしょうか。
22世紀に残したい映画です。
私的評価Amazing movie STORY 1947年、NYを牛耳るマフィアのドン、ビト・コルレオーネ(マーロン・ブランド)の屋敷に、彼に忠誠を誓い、硬い絆で結ばれた“ファミリー”が、血族と共に顔を揃え、末娘コニー(タリア・シャイア)の結婚式が盛大に催される。その頃、麻薬ビジネスの拡充を目論むタッタリア・ファミリーは、政界に強力なコネを持つコルレオーネ・ファミリーを利用し、あわよくば、出し抜こうと暗躍していた。そんな矢先、ビトが襲撃されて重傷を負い、父を危機一髪の状況から救い出した三男マイケル(アル・パチーノ)が、後継者として頭角を現す。
CAST フランシス・フォード・コッポラ 監督
マーロン・ブランド・・・・・ドン・ヴィトー・コルレオーネ
アル・パチーノ・・・・・マイケル・コルレオーネ
ジェームズ・カーン・・・・・サンティノ・“ソニー”・コルレオーネ
ジョン・カザール・・・・・フレデリコ・“フレド”・コルレオーネ
ダイアン・キートン・・・・・ケイ・アダムス・コルレオーネ
ロバート・デュヴァル・・・・・トム・ヘイゲン
リチャード・カステラーノ・・・・・クレメンザ
タリア・シャイア・・・・・コニー・コルレオーネ・リッジ
スターリング・ヘイドン・・・・・マクラスキー
ジョン・マーリー・・・・・ジャック・ウォルツ
リチャード・コンテ・・・・・ドン・エミリオ・バルジーニ
アル・レッティエリ・・・・・ソロッツォ
フランコ・チッティ・・・・・カーロ
エイブ・ヴィゴダ・・・・・サル・テッシオ
ジャンニ・ルッソ・・・・・カルロ・リッジ
ルディ・ボンド・・・・・オッティリオ・キュネオ
アレックス・ロッコ・・・・・モー・グリーン
シモネッタ・ステファネッリ・・・・・アポロニア・コルレオーネ
アンジェロ・インファンティ・・・・・ファブリツィオ
上映時間 175分
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Date : 2010-08-22 (Sun)
Category : 映画 ドラマ