STORY それは、最後の仕事となるはずだった。女ヒットマンのローズ(ヘレン・ミレン)は末期の癌に侵され、自らの死期を近くに感じていた。仕事のパートナーであり恋人のマイキー(キューバ・グッディング・Jr)は、今度の仕事を最後に、二人でどこか遠く、彼女の余生を共にするつもりでいた。犯罪組織の冷酷なボス、クレイトン(スティーヴン・ドーフ)からの依頼は彼自身の妻ヴィッキー暗殺だった。妻の不義を疑い、始末させようとしたのだ。屋敷に侵入した2人は護衛の用心棒たちを次々に仕留め、最後にヴィッキーに銃を向ける。ところが不測の事態が発生し、ローズはマイキーの忠告を聞かずに、ターゲットを仕留めることを中断してしまう。ベテランが最後の仕事で選択したこの判断は、ローズ自身だけでなく恋人マイキー、ヴィッキーの運命をも大きく変えることとなる。