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No785 ファイナルファンタジー 2010年139
ファイナルファンタジー FINAL FANTASY: THE SPIRITS WITHIN (2001) Review そういえば,観てなかった作品です。
ゲーム世代の方には説明不要のロールプレイングゲームの金字塔であります。常に新しさを探求する斬新なシステムが最高でしたが,その製作会社スクウェアの屋台骨を揺るがしたと噂されている曰く付きの作品で様々な流言飛語によって公開前から終わってしまい史上稀にみる,1億ドル以上の大赤字を生み出してしまったようで,スクウェア副社長でファイナルファンタジーの生みの親だった坂口さんも失敗即失脚と夢の代償はでかかった。
それで,どれだけ酷い出来かと確認したのですが,ど高い製作費と髪の毛6万本をそれぞれ動かし唇から舌まで全てコントロールできるフルCGを全編に使用してるだけあって,2010年現在に観てもヴィジュアル面では相当優れていると思います。多少のカクカクはありましたが【アバター】で感じた位かと思います,強いていえば色使いが荒廃した大地と機械色が大半で暗いイメージが付きまといます。しかし主人公アキの新しい精神世界を表したシーンでの緑溢れる空間の色彩は素晴らしかった。
でも,ストーリーはといえば哲学的ファンタジーとでも言いますか,はっきりした見解と事象が見えてこず,剣や魔法にも頼らずファントムと総括されるクリーチャーも,スケルトン(シースルー)で描かれていることで地味で考えさせられると言う日本人が嫌うパターンでガイアの心なんて提示されても,乗れないのも頷けそう。ところが海外サイトのIMDBやYAHOOMOVIEで映画ファンの生の声を読むとこれが反応がすこぶる良いんですよね。いやさ,あんたらが劇場で観て評価してれば大勢大逆転もあっただろうにと思ってしまいましたが,当時はまだ時代じゃあなかったのかも知れませんね。
8つ集める精神体はファイナルファンタジーの象徴の1つクリスタルでいいようにも。
改良の余地は有るように思い満足まではいかないんですが正直,悪くはなかった見るべき物は感じ取れました。なにより日本人が大挑戦したことが後々残って欲しいなぁと。
私的評価Average movie STORY 西暦2065年、地球。隕石と共に飛来した“ファントム"と呼ばれる地球外生命体によって、人類は滅亡の危機にさらされていた。地球と人類を救うために結成された組織では、ファントム壊滅計画を日夜研究していた。だが、その一員である科学者サキは、ファントムを滅ぼすことで人類が助かるとはとても思えなかった。アキは繰り返し、ある夢を見る。夢の中で彼女はひとりきりで、周りではファントム同士が争いを繰り広げているのだ。この夢は未来への警告なのか。人類が生き残る方法を探して、アキは奔走する。
CAST 坂口博信 監督
ミン・ナ
アレック・ボールドウィン
ジェームズ・ウッズ
スティーヴ・ブシェミ
ヴィング・レイムス
ドナルド・サザーランド
アニー・ウー
上映時間 106分
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Date : 2010-07-01 (Thu)
Category : 映画 SF