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No762 パブリック・エネミーズ 2010年116
パブリック・エネミーズ PUBLIC ENEMIES (2009) ブルーレイ Review ブルーレイそして暗闇で観た。銃声がリアルで伴う発光が鮮明で力を感じます。
マイケル・マン監督らしい重厚感とジョニー・デップの人間性溢れる演技のコラボレーションがハマっています。この前に観た【インサイダー】が一滴も血が流れない展開でしたがデ・ニーロとアル・パチーノが男気丸出しで火花を散らす【ヒート】に近い雰囲気です。
ジョン・デリンジャーは大衆を気遣う義賊で弱者から金を巻き上げることはせず,殺しも常に最低限。仲間は売らず見捨てず信任も厚い。今日が最上ならそれでいいとか楽天家の一面も見せつつ見初めた女ビリーへの口説きも豪快で絶対。一見すると強引ですが,強いカリスマが後押ししていて嫌みが無かった。ビリーには一緒に年老いて生きたいなんて前述とは矛盾する言葉をかけてたのは確実に特別な存在の証しなんだろうか。ガッチリ心を掴む。実際は犯罪者でもある意味ヒーローしていて大衆に好かれるのも不思議ない。彼のようなアウトローは各時代に1人は居て欲しい。大挙されるのは困りますけど。
それにしても,あの脱獄方法であんなに上手くいくとは実話だから偉人ですよ。
部下に恵まれない,クリチャン・ディールでしたが,黒光りする機関車から降り立つ三人衆が助っ人として参上してからは,現場に指揮に威風堂々と振る舞い,付け入る隙を感じさせなかった。顔立ちから冷淡さを連想させますが,大ミスを連発する部下にも叱責することもせず,ジョン・デリンジャーの女ビリーの扱いも礼節を欠かさず,粗野で横暴な取り調べを展開した捜査官には威圧感で歯止めをかけたりと敵に不足はない。
無敵のジョン・デリンジャーもここ一番で運が傾き落日を迎えるのが儚い。いつしか,防戦一方になり1人また1人と倒れる仲間達。なかでもネルソンの死に様が凄い。体中に弾丸を浴びせられながら粘りに粘っての銃乱射,激しく燃え尽きたもんだ!
取り調べ室まで行ったら調書も見たら,悲劇を回避できたのか。あの場面はフィクションぽいが。
バイバイブラックバード。無念だった。
ギャング映画というよりドラマに力を入れてる印象、ロマンスもそれほど長い時間でもないし、
甘すぎずで良いと思う。
私的評価Very Good movie STORY 大不況時代の1933年、銀行強盗のデリンジャーは、不況にあえぐ庶民たちのヒーロー的な存在だった。ある日、シカゴのバーで、デリンジャーは一人の美しい女性に目をとめる。その女性ビリーをデリンジャーは食事に誘い、銀行強盗であることを打ち明ける。その頃、FBIは敏腕捜査官パーヴィスをシカゴに送り込み、デリンジャーを「パブリックエネミー(社会の敵)」として逮捕をもくろむ。愛し合うデリンジャーとビリーだったが、ビリーの目の前でデリンジャーは逮捕。しかし彼は脱獄し、再び犯罪を繰り返す。
CAST マイケル・マン 監督
ジョニー・デップ・・・・・ジョン・デリンジャー
クリスチャン・ベイル・・・・・メルヴィン・パーヴィス
マリオン・コティヤール・・・・・ビリー・フレシェット
ビリー・クラダップ・・・・・J・エドガー・フーバー
スティーヴン・ドーフ・・・・・ホーマー・ヴァン・メーター
スティーヴン・ラング・・・・・チャールズ・ウィンステッド
上映時間 141分
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Date : 2010-05-29 (Sat)
Category : 映画 ドラマ