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No755 イングロリアス・バスターズ 2010年109
イングロリアス・バスターズ INGLOURIOUS BASTERDS (2009) Review さすがに糞映画だったら返金すると言い放っただけあって及第点以上の出来上がりでした。
ただし,
タランティーノ監督作品でありながら,チャラっとした感じがしない。お得意の会話でも,いつもなら掘り起こされるのは各キャラクターの個性に思えますが,イングロリアス・バスターズでは,駆け引きの一貫で,レザボアやパルプフィクション等ほどの切れは感じなかった。デス・プルーフともタイプが違う印象。アクションに残虐行為によりブラックを付与するのは,いつものタランティーノ節でファンなら受け入れやすいかと。もう少し,バスターズによるナチ狩りアクションを見たかった感はあります。お気に入りは,地下酒場でのシーン。数秒間弾丸ぶっ放しは,いつ観ても楽しい演出。弾丸の軌道を確認するのに巻き戻しに必死でした。誰が残るのか予想不能なのがいいですね。
バスターズのリーダー役ブラッド・ピットよりもショーシャナ役で【スマイル・コレクター】主演のメラニー・ローランと女優ハマーシュマルク役のダイアン・クルーガーそれにナチのSS大佐役のクリストフ・ヴァルツが好印象。ブラッド・ピットは,【ベンジャミン・バトン】ほどの存在感は発揮できなかったか?
ドイツ軍SSのハンス大佐が,かなりの強敵だった。立ち向かうユダヤ人のショーシャナが唯一,ドロー以上勝利未満に持ち込んだだけで,後の連中は完敗。ナチ公のネチっこい性格が全開です。ショーシャナの悪魔の微笑みから最大級の復讐心に火を灯す場面が強烈。なんだか大成功を収めて歴史がさりげなく変わってる!?
アメリカ人とユダヤ人が手を組み敵に立ち向かうって話は現代の世界情勢に似ていて皮肉。
見終わった後の余韻が足りなかったようでもありますが,丁寧に作られた逸品ではないかと思えます。
私的評価Very Good movie STORY 1944年6月、ドイツ占領下のフランス。映画館主のミミューはドイツ軍の英雄フレデリックに言い寄られ、挙げ句にナチスのプロパガンダ映画をプレミア上映させられることになった。その事実をつかんだイギリス軍はナチス諸共映画館を爆破すべくアルド中尉率いる“イングロリアス・バスターズ”を動員し、スパイのブリジッドと接触を図らせる。一方ナチスでは“ユダヤ・ハンター”の異名をとるランダ大佐が動き出し…。
CAST クエンティン・タランティーノ 監督
ブラッド・ピット・・・・・アルド・レイン中尉
メラニー・ロラン・・・・・ショシャナ・ドレフュス
クリストフ・ヴァルツ・・・・・ハンス・ランダ大佐
ミヒャエル・ファスベンダー・・・・・アーチー・ヒコックス
イーライ・ロス・・・・・ドニー・ドノウィッツ
ダイアン・クルーガー・・・・・ブリジット・フォン・ハマーシュマルク
ダニエル・ブリュール・・・・・フレデリック・ツォラー
ティル・シュヴァイガー・・・・・ヒューゴ・スティーグリッツ
B・J・ノヴァク・・・・・スミッソン・ウティヴィッチ
サム・レヴァイン・・・・・ヒルシュベルク上等兵
ポール・ラスト・・・・・アンディ・ケイガン
ギデオン・ブルクハルト・・・・・ヴィルヘルム・ヴィッキ
オマー・ドゥーム・・・・・オマー・ウルマー
マイケル・バコール・・・・・マイケル・ジマーマン上等兵
アウグスト・ディール・・・・・ヘルシュトローム少佐
上映時間 152分
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Date : 2010-05-19 (Wed)
Category : 映画 アクション