853
No698 レスラー 2010年052
レスラー THE WRESTLER (2008) Review プロレスって,ショーなんだからと,あからさまに見せ付け鍛え上げた肉体もステロイドの恩恵を受けている,猫パンチのミッキー・ローク。三沢光晴さんが,草場の陰で怒りまくってやしないかい?
そんなことだから,衰退して行くプロレス業界と,比例して落ちぶれてしまったランディ,加えて現実の俳優業でも,かつてのような名作に主演叶わぬミッキー・ロークは,落ち目と陰口を叩かれる状態と,三重苦です。
ランディが,心臓に爆弾を抱えた事により,辿って来た道を振り返り,進むべき新しい道を不器用ながら必死に築こうと勝ち負けや試合展開の打ち合わせが出来ない,場外にて乱闘ならぬ勤務に励む姿は誰にでも訪れる晩年のそれを思わせて歳月による変化の怖さを感じさせます。
そんな中で,孤独と不安を埋める存在のストリップ嬢キャシディの存在は大きかったと思う,相手は商売の一貫であったとしても,話を聞いてくれるだけでも,救われる心があるんだろう。
念願叶って再会した娘に対してまたしても,やらかしてしまう,ツキのなさで愛想もつかされて,歯がゆい!
娘の立場で考えると,約束を守れない上に,居場所である,リングとストリップ劇場に足繁く通うだけの親父には,ウンザリするのも分かる気も。
まぁ男は,何年たっても子供なんだね,みたいな感想でした。
ところでミッキー・ロークの好演は,確かに光りましたが,話としては,ありきたりにも!?
【レスラー】は,主演俳優に,ニコラス・ケイジを推す動きがあったそうだけど,絵的に想像出来ないんですけど。肉体大改造せねば合わないでしょうから。
私的評価Good STORY “ザ・ラム”のニックネームで知られ、かつては人気を極めたものの今では落ち目でドサ廻りの興業に出場しているレスラー、ランディは、ある日、ステロイドの副作用のために心臓発作を起こし、医者から引退を勧告されてしまう。馴染みのストリッパー・キャシディに打ち明けると、家族に連絡するように勧められる。長らく会ってない娘・ステファニーに会いにいくが、案の定、冷たくあしらわれてしまって…。
CAST ダーレン・アロノフスキー 監督
ロバート・シーゲル 脚本
ミッキー・ローク・・・・・ランディ・ロビンソン
マリサ・トメイ・・・・・キャシディ
エヴァン・レイチェル・ウッド・・・・・ ステファニー
上映時間 109分
INDEXメニューINDEXは、こちら
関連記事
スポンサーサイト
Date : 2010-02-21 (Sun)
Category : 映画 ドラマ