STORY 人間だれしもひとつくらいは心に固い信条を持っているもの。エドワード・ブリス・ジュニア(マイケル・ラパポート)にとっては、“完璧な背骨"がそれであった。心身の肉体的、精神的健康は、正しい背骨の配列が生み出すしっかりとした身体の軸にある。これこそが、エドワードが世界に広めるべき真実であった。子供の頃のイジメが原因で、強くなるためにレスリングを習い始めたエドワード少年。プロレスラーになりたいという夢を抱きつつ成長した彼は、やがてカイロプラクティックに魅了され、整体師を目指す。一方、父のエドワード・シニア(ピーター・トームケ)は、町の小さな薬局を経営し、健康への鍵は薬に他ならないと信じていた。親子は真っ向から対立し、エドワードは家を出る。その後、昼はインターンの整体師として働きながら、夜は人体模型柄のボディスーツがトレードマークの人気プロレスラー“ホネツギマン"として活躍するエドワード。彼は身重の妻キム(アリヤ・バレイキス)のためにも、独立開業する意志を固めるのだった。リングを引退してキムとともに故郷に戻ったエドワードは、両親の家の向かいで開業することを決める。そんな息子を父は温かく迎えてくれ、家族は感動の再会にむせび泣く。