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イースタン・プロミス 2008 179
イースタン・プロミス (2007) Review 1つの殺しと,己の命と引き換えに望まない子供を産んだ14歳のロシア人タチアナの死と忘れ形見が枝葉を張り巡らせます。母体を取るか胎児を取るかは難題ですが,タチアナの意志はどちらも残らないことのようにも映りました?
映像のクオリティが相当高い,特に黒が美麗。それ以上に光ってたのが,ヴィゴ・モーテンセン,場面場面で意味のある演技に加えて,ニコライの放つマフィアであるが為のオーラや隠し持つ一抹の優しさが巧みに表現されて任侠を感じさせる。加えて,この内容を100分にまとめた構成は見事。長ければ良いってものでもない!
ニコライと関係を持った娼婦が,いきなり警察に連行されるパートは,後で考えると重要な伏線だったんですね。
銃は,使用せずにナイフと肉弾戦に終始したバイオレンスシーンも,男の強さを浮かび上がらせる,サウナシーンでの迫力は特筆すべきか!裸なのでナイフで,体を斬りつけられる度に痛みが伝わってくる。タトゥーに刻まれた男達の紋章,視覚から一目瞭然に生き様をまざまざと見せ付ける,もっとも裏社会に置いては,名前以上の身分証になってしまい両刃の剣に成りえる。
任侠や入れ墨,仇討ち,銃不使用など,ヤクザや武士を意識してるようにも見えました~
惜しいのは,ナオミ・ワッツの扱い。何故,タチアナの子に,それほどこだわるのかが全く見えてこなかった。手帳の意味を知ったからだけでは明らかに弱い。
それを差し引いても名作なのは疑う余地が有りませんね~
私的評価very good お帰りは,こちらから(-` )ノ 全て別窓にしましたのでヨロシク☆ 映画ブログランキング<(_ _)> ☆映画・洋画 部門に登録中です☆ STORY 病院で働くアンナの下に、一人の少女が運び込まれる。意識を失くした少女は、女の子を産み落とし、息を引き取る。バッグに入っていた手帳にはロシア語で日記らしいものが書かれており、少女がロシア人であることが分かる。手術に立ち会ったアンナは、少女の身元を確認するため、ロシア料理レストランのオーナーに相談すると、自分が日記の翻訳をしようと申し出る。しかし、その後、謎のロシア人、ニコライがアンナに近付き始め…。
CAST デヴィッド・クローネンバーグ 監督
スティーヴ・ナイト 脚本
ヴィゴ・モーテンセン・・・・・ ニコライ
ナオミ・ワッツ ・・・・・アンナ
ヴァンサン・カッセル・・・・・ キリル
アーミン・ミューラー=スタール・・・・・ セミオン
イエジー・スコリモフスキー ・・・・・ステパン
シニード・キューザック・・・・・ ヘレン
ミナ・E・ミナ・・・・・アジム
サラ=ジャンヌ・ラブロッセ・・・・・ タチアナ
原題 EASTERN PROMISES 上映時間 100分
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