535
つぐない 2008 143
つぐない (2007) Review イギリスの美しい情景が滲み出ています。家柄の良い美しい姉妹と姉妹共に好意を抱く使用人の息子ロビーとの,小説の一文の様な事の,やり取りがメインです。
まだ少女の妹ブライオニーには,姉セシーリアの住む世界のルールが把握できず,目に見える物だけが真実て無いことを認識できずに物事には別の側面があることに気付ける程に精神が育っていなかったのが悲しいとこ。
しかしながら,確かに紛らわしい誤解を招く行為に見えましたけどね。一番見られてはマズいのが図書室でのシーン。無言で立ち去るのもやむを得ないとこですね(笑)
冤罪は,殺人事件などの重罪は無論きついですが痴漢や暴行などは,名誉や人間としての尊厳に関わりますから深刻に辛い事態だと思います。無実で有っても立証は困難で満員電車などでは常に両手の所在を明らかにしておいた方が男性諸君には賢明でしょうか。
後半は,悲運のロビーとセシーリアの動向と,ようやく自分の蒔いた種がもたらした重さに気付いたブライオニーの心の成長と贖罪を中心に描かれています。男の純愛にグッと来ますね。ジェームズ・マカヴォイが,一番心情に訴えるものがあった。キーラ・ナイトレイは素直ではない女性だから,良いのかも知れないですが,気持ちのメリハリが見えなかったかも。妹は,その中間かな?
ラストの切り替えが巧かったですね。真実を写真的に伝えるのが必ずしも正しい事ではない。あえて別の側面を造り出すことでの罪滅ぼしは,現在できる最良のギフトかも知れませんね。
タイムシフトのような演出は,見所でしょうか。
私的評価very good お帰りは,こちらから(-` )ノ 全て別窓にしましたのでヨロシク☆ 映画ブログランキング<(_ _)> ☆映画・洋画 部門に登録中です☆ STORY 第二次世界大戦前夜、夏のイングランド。政府官僚の娘で未来の大作家を自負する13歳のブライオニーは、大学を卒業したばかりの姉セシーリアと使用人の息子で幼なじみのロビーのただならぬ関係を察知し、ロビーへの警戒心を抱く。そして事件は起きる。ブライオニーの嘘の証言によって、愛しあう恋人たちは無残にも引き裂かれ、犯した過ちの重さにブライオニーが気づいたときには、泥沼の戦争が始まっていた。
CAST ジョー・ライト 監督
クリストファー・ハンプトン 脚本
キーラ・ナイトレイ (セシーリア・タリス)
ジェームズ・マカヴォイ (ロビー・ターナー)
シアーシャ・ローナン (ブライオニー・タリス(13歳) )
ロモーラ・ガライ (ブライオニー・タリス(18歳))
ヴァネッサ・レッドグレーヴ (ブライオニー・タリス(老年))
ブレンダ・ブレシン (グレイス・ターナー)
パトリック・ケネディ (リーオン・タリス)
ベネディクト・カンバーバッチ (ポール・マーシャル)
ジュノー・テンプル (ローラ・クィンシー)
原題 ATONEMENT 上映時間 123分
INDEXメニューINDEXは、こちら
関連記事
スポンサーサイト
Date : 2008-10-09 (Thu)
Category : 映画 ドラマ