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ゼロ時間の謎 2008 141
ゼロ時間の謎 (2007) Review アガサ・クリスティ 原作のクラシックなミステリー。
ゼロ時間とは,
ある時,ある時間に,ある一点に関係者が集約される瞬間と,この作品では,オープニングから語ってくれます。
実は,何気にボンヤリ鑑賞しがちな,オープニングこそがゼロ時間の謎を実感できるポイントだったりします。二度鑑賞して納得しました。でも,平たく言えば何のこともなく運命の二文字で十分説明がつくような気がしてなりません。
セレブの夫人が住むカモメ邸にゲストやメイドとして人物が登場します。
セレブに招かれる客層の為,それほど奇特な人物は存在しませんが,これから殺人事件が発生するであろう舞台に,ハッキリ怪しい人達と,動機がなさげな人々とが,見るからに判るのは,どうかと?三年前に別れた元妻と新妻が,一時とはいえ一つ屋根で過ごすのは,明らかに不自然。この時点で絞れますね~
そして,トリックには穴が有り,犯人を追い詰める展開も,目新しさに欠けるのは,否めませんね。ユーモアのセンスがあるバタイユ警視の推理が,物語をつなぎ止めるポイントでしょうか?
しかし,決定的に有無を言わせぬ推理でも無く偶発的な印象に思えましたね。
上品な火サスと言えなくもないかも?
私的評価ordinary お帰りは,こちらから(-` )ノ 全て別窓にしましたのでヨロシク☆ 映画ブログランキング<(_ _)> ☆映画・洋画 部門に登録中です☆ STORY 富豪の老婦人カミーラの別荘で夏の休暇を過ごす甥のギョームは、新妻キャロリーヌと前妻オードを伴っていた。カミーラを世話するマリ、オードに思いを寄せるトマ、キャロリーヌの友人フレッドも加わったある日の晩餐に高名な老弁護士トレヴォースが招かれ、かつて殺人を犯しながら罪を免れた子どもの話をする。翌朝、心臓発作で急逝した老弁護士が見つかり、嵐の夜を挟んで今度はカミーラが死体となって発見される。
CAST パスカル・トマ 監督
フランソワ・カヴィリオーリ
ナタリー・ラフォリ
クレマンス・ドゥ・ビエヴィーユ
ロラン・デュヴァル 脚本
メルヴィル・プポー (ギョーム・ネヴィル)
キアラ・マストロヤンニ (オード・ネヴィル)
ローラ・スメット (キャロリーヌ・ネヴィル)
ダニエル・ダリュー (カミーラ・トレシリアン)
アレサンドラ・マルティネス (マリ=アドリーヌ)
フランソワ・モレル (バタイユ警視)
ザヴィエ・ティアム (フレッド・ラティマー)
原題 L'HEURE ZERO 上映時間 108分
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