鑑賞後に何も感じられない方は，異常だと断言してみる？(´∀｀*) 明日，君がいない ２００８ １２９

明日，君がいない　（２００６）

Review
久々に見入って時間を忘れてしまった。観賞後の余韻は果てしなく大きいです。

ストレスはびこる社会，多感で道筋が定まらない，大人でも子供とも言えない高校生を焦点に，この作品は描いています。

人は哀しい生き物ですね，ただ生きるだけでは，飽きたらず常に何かに飢えて，掴み取る為に，気付きながらも，知らない振りを決め込み，躍起になり，他者を踏みにじって，感情や欲望に流され戸惑い，傷つけ合う…

表と裏の顔のギャップに苛まれ，今ある恋だの愛だのを永遠と決め付けて裏切られ，また傷つけ合う…

悲しみのオンパレード ･ﾟ･(つД｀)･ﾟ･

誰もが根っこの部分では，孤独で闇と衝動を抱えて生きて行くんでしょう。

それでも受け流し耐えるのが人生と思うしかない。

自分だけが，不幸の真っ只中にいると勘違いしてはいけない。

幸せそうな奴らにしても，本当のところなど当事者にしか分からない。

何気ない一言や感謝言葉の大事さを痛感。

これらの事柄を，これでもか！これでもか！と痛い程に再確認させてくれます。
こう書くと，ネガティブなだけの映画と思われそうだし，実際に登場する生徒達に一切，救いは有りませんし，深く感情移入すると人間の滑稽さを，あざ笑いたくなるし，跳ね返せない方は，死にたくなる危険性も，ありますが，

監督にしてみれば，逆説的に，命の尊さ，生きる事の意味を強烈に伝えたかったのでは？

あまりに，過酷な内容でむやみにオススメ出来ませんが，似た内容の【エレファント】よりもこちらが構成が，素晴らしいし，より考えさせられました！

ちなみに，誰が運命の２：３７分に命を絶つのかは，分かりません！
傑作！！







↑この，目が物語るものとは？事情をしれば当然！ジャケ写の彼女ですよ。

私的評価
marvelous

お帰りは，こちらから(-` )ノ　全て別窓にしましたのでヨロシク☆　

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STORY
その日もいつもと同じ1日のはずだった。父の期待を一身に担う兄マーカスと、兄に脅える妹メロディ、マッチョを気取るスポーツマンのルーク、孤立するゲイのショーン、ルークとの結婚だけを切実に願うサラ、いじめられても卒業まで3ヶ月の我慢だと自分に言い聞かせるスティーヴン。心が壊れてしまいそうな秘密を抱え、誰もが窒息寸前だ。やがて、午後２時37分、校舎の片隅でひとつの若い命が消えようとしていた…。

CAST
ムラーリ・Ｋ・タルリ　監督・脚本

テリーサ・パーマー （メロディ ）
ジョエル・マッケンジー （ショーン）
クレメンティーヌ・メラー （ケリー）
チャールズ・ベアード （スティーヴン）
サム・ハリス （ルーク）
フランク・スウィート （マーカス）
マルニ・スパイレイン （サラ）

原題　2:37　上映時間　９９分
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