女の中に，男が一人どうなる？ ８人の女たち ２００８ １２８

８人の女たち　（２００２）　

Review
各世代から，満遍なく有名フランス人女優８人をかき集めて仕上げたミステリーコメディです。隠し味に８人全員のミュージカルパートが挿入されてますが，短時間なので苦手な方も箸休め感覚で観れるはずです。中でもエマニュエル・ベアールが，綺麗ですよ。この方【ミッション・インポッシブル】では，揺れ動くスパイ，クレア役を演じてました。

女８人が入り乱れる中に，主たる男が１人。ハーレムみたいで楽園に思えますが，どっこい肩身が狭い もっとも際どく，お戯れだったようで…

その彼が，背中をズブリとナイフで刺されて，さぁ大変って話です。しかも外は，雪で脱出不能，車も動かず，電話線は切られ，携帯の無い時代。ミステリーには持ってこいの状況で，館の中には死体の他は，身内や知り合いの女性ばかり８人。そして全ての女性に，確たるアリバイが無く，とんでもない新事実が続々と露呈，それに伴って嫌疑が次々と移りかわっていく姿をユーモアたっぷりに描いています。

女の図太さや怖さが充分に味わえる映画ですよ。泥沼化したドロドロの人間模様，それでも脳天気で逞しい。母親の狂乱を静める為に瓶で頭を殴るカトリーヌ・ドヌーブに爆笑。明らかにやりすぎだから！

これでは，死んでも死にきれないでしょう？

自ら巻いた種が，咲いちまった部分もありますが(笑)

あとは，観て確かめて下さいませ。

私的評価
Good

お帰りは，こちらから(-` )ノ　全て別窓にしましたのでヨロシク☆　

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STORY
1950年代のフランス。雪に閉ざされた大邸宅に、クリスマスを祝うため家族が集まってきた。そんな時、メイドのルイーズ(エマニュエル・ベアール)が、一家の主人が刺殺されているのを発見。容疑者は邸宅に集まった8人の女たち。家族愛を吹聴する祖母のマミー(ダニエル・ダリュー)は株券を持ち、実は相当に欲深い。妻のギャビー(カトリーヌ・ドヌーヴ)は、夫の共同経営者と浮気をしているらしい。妹のピレット(ファニー・アルダン)は元キャバレーのダンサーで、お金のトラブルを抱えていたようだ。ギャビーの妹のオーギュスティーヌ(イザベル・ユペール)は欲求不満のオールドミスで、殺された義兄に好意を持っていた。清楚な長女スゾン(ヴィルジニー・ルドワイヤン)も、勝ち気な次女カトリーヌ(リュディヴィーヌ・サニエ)も、ルイーズも、黒人の家政婦マダム・シャネル(フィルミーヌ・リシャール)も、それぞれ怪しい。

CAST
フランソワ・オゾン　監督

ロベール・トーマ　原作

フランソワ・オゾン
マリナ・ドゥ・ヴァン 脚本

ダニエル・ダリュー （マミー）
カトリーヌ・ドヌーヴ （ギャビー）
イザベル・ユペール （オーギュスティーヌ）
エマニュエル・ベアール （ルイーズ）
ファニー・アルダン （ピレット）
ヴィルジニー・ルドワイヤン （スゾン）
リュディヴィーヌ・サニエ （カトリーヌ）
フィルミーヌ・リシャール （マダム・シャネル）

原題　8 FEMMES　上映時間　１１１分
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