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フランス版【スリーピーホロウ】 ジェヴォーダンの獣 2008 110
ジェヴォーダンの獣 (2001) Review 【スリーピーホロウ】が,スリーピーホロウ村の首無し騎士なら,こちらはジェヴォーダン地方に潜む獰猛な獣,都会から事件解決の為に,主人公が派遣され調査する点もそっくりです。
序盤から,何物かに追い立てられ,激しく岩壁に体を叩きつけられる女性。腹を喰いちぎられた,エグい女性の死体,興味を掻き立てられます。
博物学者で,哲学者で医者で画家それに加えて剣術の使い手(なんてマルチな人)のフロンサックとインディアンなのに,無敵のカンフーの達人マニ。
5~6人に取り囲まれても,なんなく蹴散らす姿は,爽快!この際,なんでインディアンがカンフーを使うんだなんて邪推は,捨てて純粋なアクションとして楽しみたいところです。
人々の思惑と,獣の正体が,見え隠れしながらも,確信までに至らない,もどかしさも,じらしのテクニック抜群です。
狩りのシーンでのヴァンサン・カッセル。残忍で喜々として狼狩りに勤しんで,
狼を次々にフレッシュミートに加工。
無意味な殺生と動物愛護の精神は,後々響きますね。
モニカ・ベルッチの娼婦約は,妖しくハマり過ぎ!上も下もこぼれ落ちそうで,収まり切れない爆発的ルックス。ある意味で彼女が狡猾な獣かも。
どうにもこうにも,獣の足掛かりが無いのでインディアンながらのテクニックで獣を誘導するのですが…
そんな,技を使えるなら,早く言ってね( ´ー`)
物語も佳境に入り,息も突かせぬ獣とのパーティーバトルから,スタンドプレイ,まさかの展開と流れが完璧
白狼とのコラボレーションも心を動かされます。炎の復讐劇は必至な中
更に、続く…
まさかの後の,よもや
この辺りの狂乱は,しっかりした構図を頭に描いてなければ書けないでしょう。
ラストは,シャープに閃く2刀流ダガーを駆使して凄まじい怒りの波動がほとばしり! 止められないバイオレンスが,絆の深さを物語ります。
集会及び結社の自由は,当時のフランスでは,通用しなかったようです。
フランス映画にも,こんな作品が,存在するとは!
フランス臭が薄いですね~
私的評価very good STORY 1765年、フランス。ルイ15世はジェヴォーダン地方で殺戮を繰り返す野獣の正体を突き止めるため、自然科学者のフロンサック(サミュエル・ル・ビアン)を派遣する。兄弟の誓いを立てた異邦人マニ(マーク・ダカスコス)と共にジェヴォーダンに訪れたフロンサックは、地元の貴族トマの協力を得、調査を開始。
CAST クリストフ・ガンズ 監督
クリストフ・ガンズ
ステファーヌ・カベル 脚本
サミュエル・ル・ビアン (フロンサック)
ヴァンサン・カッセル (ジャン=フランソワ)
モニカ・ベルッチ (シルヴィア)
エミリー・ドゥケンヌ (マリアンヌ)
ジェレミー・レニエ (マルキ・トマ・ダプシェ)
マーク・ダカスコス (マニ)
原題 LE PACTE DES LOUPS 上映時間 138分
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Date : 2008-07-25 (Fri)
Category : 映画 アクション