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コーエン兄弟コンプリート間近です! ミラーズ・クロッシング 2008 105
ミラーズ・クロッシング (1990) Review コーエンファミリー多く集結してます。特にジョン・タートゥーロの早口でまくし立てる命懸けの命乞いは,怪演の域に達してますね。スティーブ・ブシェミは,出演してるだけで嬉しいのですが,やっぱり陽の当たる場所にいない地味な日陰男です!
壮大な絵巻のように隅々まで,抜かり無く完成されている作風がいいですね。コーエン兄弟らしく,ギャング映画でさえも,変化球の笑いを入れて来る辺り,監督はエンタメを常に頭の片隅に置いているんだと思います。言わずもがな【
ファーゴ 】も,そんな感じでした。観客に優しいんでしょうか?
ギャング映画特有のシリアスなシーンもあってボスのレオが刺客にマシンガンで襲撃されるシーンは,多分体中に千を超える風穴が開いたのでは,と思える程の激しく躍起になって報復しまくるボスに抱腹絶倒
ヾ(≧∇≦*)ゝ
ん!?これも笑い?
運と機転と嘘だけでのさばるトム(ガブリエル・バーン)大抵の場合,ボスの女に手を出す男は,映画の世界では,行き当たりばったりと相場が決まってるように思いますが,立場が危うくなると,次から次と陣営を渡り歩いては,次々に襲われ殴られまくる,ガブリエル・バーン少しは,反抗してもと思いますが…
元来はったり人生を謳歌してる彼には,反抗しないのも,自らの方程式だと自分に言い聞かせているのかも。
普通なら,とうの昔に殺されるか,野垂れ死んでもおかしく無いのに…
ツキが,ど太い。ボンレスハム級!!
(´∀`)
その何分の一かでも博才に転換できれば軽く天下を取れるのに神は,そう甘くは無いのです。
借金を抱えつつもプライドは,忘れない。ギャングの心得其の①でしょうか。
様々な状況で命のやり取りを,のらりくらりとゲロや血ヘドを吐きながらも交わしまくり,一世一代の好機は逃さない!でも実は,頭が悪いんだと思いますが,全部ひっくるめて実力ですからね~
ラストは,
何たるプライドと忠誠心……って
決め手は,鮮やかですが,本当ッスか?
一難去って,また一男たまに一女,緊迫しながらも
観やすいコーエン兄弟作品をどうぞ!
私的評価very good STORY 1929年、アメリカ東部のある都市ではアイルランド系のボス・レオ(アルバート・フィニー)と、イタリア系のボス・キャスパー(ジョン・ボリト)が暗黒街に君臨していた。ある日キャスパーはレオと彼の片腕でインテリのトム(ガブリエル・バーン)のもとを訪ね、レオの庇護下にあるバーニー(ジョン・タトゥーロ)が八百長をメチャクチャにする裏切り者なので消せと迫るが、レオの持つ高級クラブで働くバーニーの姉ヴァーナ(マーシャ・ゲイ・ハーデン)を愛するレオはトムの忠告には耳を貸さずその要望を一蹴したため、町には不穏な空気がたちこめることになる。
CAST ジョエル・コーエン 監督
イーサン・コーエン
ジョエル・コーエン 脚本
ガブリエル・バーン (トム)
マーシャ・ゲイ・ハーデン (ヴァーナ)
アルバート・フィニー (レオ)
ジョン・タートゥーロ (バーニー)
ジョン・ポリト (ギャスパー)
J・E・フリーマン (エディー)
マイク・スター (フランキー)
スティーヴ・ブシェミ (ミンク)
原題 MILLER'S CROSSING 上映時間 115分
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Date : 2008-07-17 (Thu)
Category : 映画 ドラマ