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数学の限界なのでしょうか? π (パイ) 2008 097
π(パイ) Review 小気味よいBGMをかき鳴らしながら,奇怪な行動を取ったり意識を失い幻覚を見るほど耐え難い頭痛を抑える為に効果的と思えない薬を服用する辺り【レクイエム・フォー・ドリーム】と似てると思ったら同じ監督でした。
( ̄○ ̄;)
ほんの少し映画が分かってきたのかな?
しかし…
この【π】は,一筋縄では,理解出来ません。【レクイエム・フォー・ドリーム】もですが,意味がどうとか考えずにノリで観る映画かと思います。主人公は,天才教授なので,到底思考に付いていけないのが実情ですが,天才と凡人の差が歴然です。
円周率に始まり,株価・囲碁・螺旋・ユダヤの秘密宗教団体・危ない黒人女と下僕。およそ繋がりを持たないようでも,数学者は,数字で解明出来ない要素は,存在しないと因果関係を探す。
これは,分かる気がしましたね。僕も何かを始める時は,直感よりも法則性をデータを基に解明してから,スタートしたいタイプなんで。
でも彼の場合は,そんなレベルでは無く万物全てを数字で表そうと無理難題を自分に突き付けて,こじつけに走り
基地外化(ノ_・。)
もっと肩の力を抜いて,熱い風呂に浸かりリラックスすれば,細かい事など気にせず過ごせるのに,真っ直ぐ過ぎて気持ちの切り換えが下手なんでしょうね~
モノクロなので,夜道を凄いスピードで走り回るシーンなどは,見にくいですが,現実が幻かの境界を解りづらくさせて得体の知れない恐怖感は,堪能出来ました!
脳みそを,指でツンツンするシーンの描写が,気色悪い。感触は,どんな感じだろうか?
タラの白子か,プリンなのか。レクター博士にでも聞いてみたいです。
そして,216桁の数字が,気になりますよ。神の領域まで踏み込んでは,容量不足もやむを得ないと言った具合でしょうか?
愛する数学でパンクするくらいならばと,思ったか思わないかは,定かでは有りませんが,人生やり直しのリセットボタンの押し方が,サイコ野郎でした!
変わり種サスペンスです。かなり評価の上下が,激しい一本かと。
私的評価Good STORY マックス・コーエン(ショーン・ガレット)は天才的な数学能力をもち、オリジナルのスーパーコンピューターで数字の研究を続けていた。ある時、マックスは世の中のすべての物事は一つの数式によって解析できるのではないか、という考えにとりつかれる。その数式を探り当てれば、株式市場の予想も容易になる。ある日、マックスはユダヤ教のカバラ主義者、レニー(ベン・シェンクマン)にモーセ五書が「神から送られた数の暗号」であることを聞く。マックスはこの話を自分の研究に関連づける。
CAST ダーレン・アロノフスキー 監督・脚本
ショーン・ガレット (マックス)
マーク・マーゴリス (ソル)
スティーヴン・パールマン (ラビ)
ベン・シェンクマン (レニー・マイヤー)
サミア・ショアイブ (デヴィ)
アジャイ・ナイデゥ (ファロック)
原題 PI 上映時間 85分
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Date : 2008-06-28 (Sat)
Category : 映画 サスペンス