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手練手管(てれんてくだ)とは言い過ぎ? テープ 2008 076
テープ
Review 【ガタカ】を観たらば次は,これと決めてました!
またイーサン・ホークとユマ・サーマンです。お約束で,『またか』なんて書いておきます。ちなみにイーサン・ホークの役名は,【ガタカ】と同じくヴィンセント('∀`).oO○(またか
正直,期待など微塵も,してなかったのですが【ガタカ】とは別種の低俗映画なのに想像以上に面白く観れました。
この映画は,尋常じゃない位の低予算で制作されてるのでは無いかと思いますね。舞台は,モーテルの一室で,会話のみで展開する密室劇。俳優陣は,三名だけですからね~
それでいて数多くの映画祭に出展,ユマ・サーマンは,夫を差し置いてノミネートされてますよ。
物語はといえば,90分未満の映画で約半分の45分位は,ヴィンセント(イーサン・ホーク)が,旧友のジョン(ロバート・ショーン・レナード)に対して,ある疑問の回答を引き出すための会話。押しては引いて,突き放しては,寄せ付けながらのクドい口論が,とても,うざったいのですが,待ち合わせなどで時間を持て余した際に,断片的に四方から流れて来る他人の会話に,ついつい聞き耳をたててしまったような感覚で聞きき入ってしまいました。知る人ぞ知る話の種を人知れず耳にするのは,おつなものです。
あくまで本心を見せないヴィンセントと,現在は,真面目で実直そうなジョンの駆け引きに,興味津々。
では,後半はというと前半の野郎二人の会話に幾度と無く登場する同級生のエイミー(ユマ・サーマン)が,やっと登場します。待たされましたね,修羅場を期待するヴィンセントと,その場を離れてなんとかトラブルを未然に防ごうとするジョン,二人の異なる対応に違和感も意に介さないエイミーと三者三様で結末が気になって仕方ない。
こんな膠着状態の時には,空気の重さに耐えかねて先に動いては負けなんですね。
風林火山の中の
林のようにポーカーフェイス
山の様に動じず
動きを見せた敵には,烈火の如く焼き尽くす
三人の中で灰と化すのは誰でしょうか?
元々が,舞台劇なのでライブで観たい映画でした。会話だけでも映画は成立するんですね。





私的評価
Good
STORYあるモーテルの一室。オークランドで消防士をしているが本業はドラッグディーラーのヴィンセント(イーサン・ホーク)のもとに、自主映画監督ジョン(ロバート・ショーン・レナード)がやってくる。ヴィンセントは、彼のトラウマになっている高校時代のある出来事を持ち出し、ジョンを困惑させる。
CASTリチャード・リンクレイター 監督
スティーヴン・ベルバー 原作・脚本
イーサン・ホーク (ヴィンセント)
ロバート・ショーン・レナード (ジョン・ソルター)
ユマ・サーマン (エイミー・ランデル)
原題 TAPE 上映時間 87分
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- Date : 2008-05-15 (Thu)
- Category : 映画 サスペンス