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キチガイ寸前の奇抜さ イグジステンズ 2008 058
イグジステンズ Review 【ザ・フライ】【ヒストリー・オブ・バイオレンス】の
デヴィッド・クローネンバーグ 監督の作品です。驚異的な吹っ飛び具合でした。さりげなくベルリン国際で受賞してます。
キャスト的に
ジュード・ロウは,どっかのボンボンみたいな感じで魅力に欠けた。
ジェニファー・ジェイソンリーは,【ルーム・メイト】のように危なくて勝ち気な女を好演。
稀代の悪役ウィリアム・デフォー,あんたに勝利の二文字は有り得ない,未来永劫,敗者でいいのかな。
サラ・ポーリーも発見!売れるまでは,苦労したんだね。一目で分かるのは,役者としては,重要かも。
ゲームと言うのは,プレイしてると認識できて初めて成り立つ。もしも現実とゲームの境界線が曖昧になってしまったならば,それは第2の現実に他ならない。ゲーム世界と思われるエリア内なら自由に行動できる仮想世界を巡る中で,プレイヤーは,そこでも仮想世界を巡るゲームを発見しプレイする… その内に何処が現実か分からなくなるコロンブスの卵的倒錯世界でしかも【エターナル・サンシャイン】のように転々と奇妙な中華店やら,汚らしい工場などなど移転先予測不明で奇妙奇天烈。1つの映画の中に階層が二つ三つ存在。ややこしすぎやしないでしょうか?そこが興味深いんだけどさ。
ゲームなので会話に容量を多く回してないのが,ありありで適当な会話の答えを引き当てないと,前と同じ会話を繰り返してしまい次に進めないので,ドラクエの聞きまくらなきゃならないのが,未来のゲームとは,思えないんですけど。
そして奇妙なのは,脊髄に穴を【マトリクス】のように開けハードを繋ぐんですが,なぜか生物の内臓のようで気持ち悪くエロチック,修理するときは,外科手術さながらですから笑える。こんな未来は嫌だね。
ラストは,きっちり答えをくれますが,もっとドンデン返しして欲しかったような。素材が,ゲームで皮肉な
デヴィッド・クローネンバーグ 監督だけに,見せられているエンディングさえも,ゲームの恐れもありますね!
変わった作品が,観たくなったらどうぞキモイ生物も見れますよ。
全てにおいて,キチガイだは(;´∀`)
私的評価so-so STORY 近未来。誰もが脊髄にバイオポートなる穴を開け、そこにゲームポッド(=コントローラー)を接続して仮想現実ゲームを楽しんでいた。新作ゲーム「イグジステンズ」の発表会場で、カリスマ的な天才ゲームデザイナー、アレグラ(ジェニファー・ジェイソン・リー)が突然銃撃され、警備員のテッド(ジュード・ロウ)は彼女を連れて逃亡。事件の背後には会社もからんだ陰謀があるらしい。真相を探るべく、アレグラの友人ビヌカー(イアン・ホルム)の助けを受けてゲームのなかに身を投じるふたり。いかがわしいゲームショップ、ニジマスの養殖場を利用したゲームポッド工場、突然変異した両生類が出される中華料理店等々、各所をめぐるたび、ふたりの前に「反イグジステンズ主義者」が現れる。
CAST デヴィッド・クローネンバーグ 監督・脚本
ジェニファー・ジェイソン・リー (アレグラ)
ジュード・ロウ (テッド)
イアン・ホルム (ビヌカー)
ウィレム・デフォー (ガス)
クリストファー・エクルストン (セミナーリーダー)
サラ・ポーリー (マール)
原題 EXISTENZ 上映時間 97分
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