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へべれけにも天使が降臨?2008 047 リービング・ラスベガス
リービング・ラスベガス Review 最近ふと考えるのが自分の死に際の1コマ。
病に倒れ病床で息絶えるのか?あるいは角を曲がった直後にクラッシュ。もしくは,ウィルス暴発ゾンビにムシャムシャかぶりつかれたりetc
しかし,どんな状況で有るにせよ今のところ誰にも死は免れない訳でならば1つ好きな事を我慢せず終幕を迎えようではありませんか!
で,この映画の主人公ベンは,酒を選んだようです。死に至るまでタップリと…
アル中のベン(ニコラス・ケイジ)と娼婦のサラ(エリザベス・シュー)による異色のラブロマンス。
ベンは,シラフでは手が震えて,字も書けない程の状態。しかし浴びる程に酒を呑み,ほろ酔いからグデングデン手前までになると常人並みに回復するのだから良く出来た体です。テキーラでも何でもストレートで呑むのを見てると,こっちまで吐き気がします。
サラは,娼婦稼業で男に貢いでいた過去があり,どことなく影を感じますが,娼婦としての才能は,相手の性癖を雰囲気で読み取ってしまうほど抜群なようです。
そんな2人がラスベガスで偶然に出会うのですが,ベンにもアル中になった要因が過去にあり,同じ空気を感じたのか,サラに恋をし,最期を看取ってくれる女に全てをさらけ出したのか?,サラも商売絡みではない本当の男を求めてたようにも見えて,意外にピュアラブストーリーでした。もはや浮き世を忘れたベンには,精神的意外の繋がりは無用だったみたいに見えた。死を覚悟してしまえば物欲も無くなりますね。
ラストは,失ってから想いの深さを再確認するのですが,無情にも時間は,遠くまで流れてしまい悲恋でした。
ベンは,幸せな死に際だったのでしょう。大好きな酒と分かり合えた彼女の側で逝けたのだから。
私的評価Good STORY ベン(ニコラス・ケイジ)はハリウッドの脚本家だったが、酒浸りの生活でクビになった。妻子も家を出て、彼はラスベガスで死ぬまで酒を飲み続けようと決める。ベガスに着いたベンは、さびれたモーテルの一室に滞在し、ある夜、街で娼婦のサラ(エリザベス・シュー)と出会う。サラには暴力的なロシア系ギャングのヒモのユーリ(ジュリアン・サンズ)がいて、日々脅えながら暮らしていた。孤独な彼女は、どこか優しいベンの眼差しに引かれるものを感じ、心安らぐ一夜を過ごした。ネオンの街で再会したベンは、彼女を食事に誘う。ギャング仲間に追われているユーリは、自分の身に危険が迫ったことを知り、サラに別れの言葉を言う。
CAST マイク・フィギス 監督・脚本
ニコラス・ケイジ (ベン)
エリザベス・シュー (サラ)
ジュリアン・サンズ (ユーリ)
リチャード・ルイス (ピーター)
スティーヴン・ウェバー (マーク)
原題 LEAVING LAS VEGAS 上映時間 112分
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