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一線を越えた女 ブレイブ ワン 2008 043
ブレイブ ワン Review 『許せますか,彼女の選択』で話題の【ブレイブ ワン】ですが,許すも何も映画の世界じゃ普通の選択ではないかと?
何もいまさら問答する内容でも無いですし許しまくりです。むしろ,ラストでの刑事さんの選択に問答の価値があるかと!
ジョディ・フォスター は,自分で脚本を読み出演作をチョイスするそうですが,これも,鋭さも捻りも,あまり感じられない復讐劇でカビ臭い印象。キノコが生えてきそう!?
ジョディ・フォスター 自体のオーラは,存分に発揮するものの共演者が,弱くて調和が付近等チグハグで
ジョディ・フォスター 1人が浮いた感じで嘘臭いと言いますか作り話に見えて感情移入出来なかったです。激しく移り変わり抑制出来ない感情を巧く熱演していますが,笑いの無いシリアスな展開なだけに支離滅裂な私刑もどうかと?
オープニングのトンネルでの悪魔のような暴行で恋人が死亡,自身も生死をさまよった末に人生のどん底では,復讐は必然的ですが,復讐対象外の,殺人犯やチンピラなど迷惑な奴らでも法が裁けないなら私がを通り越して殺すのは,過剰防衛。(ストーリーが笑いが無いだけにね,キル・ビルみたいな内容なら意に介さず何でしょうけど)作品中でジョディ自体が,わざわざ注釈入れてるように銃を持ったなら銃を突き付けるだけでも解決できたような?復讐を目指すのなら,ここら辺で余計なトラブルで捕まってる場合ではない。ましてや警察官と連むなんて腑に落ちない。多分,残虐なもう一人の自分を止めて欲しいと願う側面もあったのでしょうが…
ラストは,復讐対象に哀しみと憎しみの弾丸をピンポイントで撃ちはなってました。回を重ねる事に無駄弾も無しで素人からベテランになるのが早いです。しかしながら迫力や,もう1人の自分と称してる一線を越えた彼女の威圧感は,感じられない。小柄な
ジョディ・フォスター には,知能バトルの方が似合ってるのでは?
そして冒頭で書いた刑事の選択。これは許せるように思えますが,真上約1メートルからの銃弾で言い逃れ出来るのかが疑問です。アメリカも身内に甘い捜査なのかな。
犬は,人間を見る目があって良いですね!
ジョディ・フォスター は,脚本を選ぶけれど脚本が彼女を選んでいない。そんな感じでした。
監督は,【インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア】【プルートで朝食を】など好みの作品が多いだけに
辛口レビューになったかもです。
私的評価ordinary STORY ニューヨークでラジオのパーソナリティを務めるエリカ・ベインは、婚約者のデイビッドと公園を散歩中、暴漢に襲われた。病院で意識を取り戻した彼女はデイビッドが死んだことを告げられ、悲しみに打ちひしがれる。自らの心にも傷を負い、満足に外出することもできなくなってしまった。そこでエリカが手にしたのは一挺の拳銃。そしてある日、偶然立ち寄ったコンビニで、強盗にその弾丸を発射するのだった……。
CAST ニール・ジョーダン 監督
ロデリック・テイラー
ブルース・A・テイラー
シンシア・モート 脚本
ジョディ・フォスター (エリカ・ベイン)
テレンス・ハワード (ショーン・マーサー刑事)
ナヴィーン・アンドリュース (デイビッド・キルマーニ)
メアリー・スティーンバージェン (キャロル)
ニッキー・カット (ビタール刑事)
ジェーン・アダムス (ニコール)
原題 The Brave One 上映時間 122分
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