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インベーション 2008 041 ゾンビ映画と大差なくないですか?
インベーション Review SFだけどSFの名を借りたスリラーでしょうか?
ジョニー・デップとシャーリーズ・セロンの【ノイズ】の多人数版プラス各種ゾンビ映画のミックスみたいな感じです。ぶっちゃけ散々叩かれた【ノイズ】の方がSFとしては面白いです。【インベーション】は,メッセージ性は,感じますがSFに特化してないのが難かもです。
宇宙生命体とゾンビの境界線は薄いです。車に大挙で取り付きウインド-を叩き割り襲いかかろうとする姿は,ゾンビの行動とダブります。今やゾンビもウィルスが発症の源のパターンが殆どですし,両者の違いは,感染しても不死の存在ではないってことで超常的な腕力も無く銃弾などで普通に死にます。
感染が伝染するまでの過程が大ざっぱです。いくらウィルスが目に見えないからといってもねぇ…静かに蔓延し同類を増殖させていく恐怖は体験できます。エイズやSARS・エボラ出血熱なども,こんな感じだったのでしょうか?ウィルスは原始の時代より人間に取って最強の敵なのかも知れませんね,人間のパニック振りを嘲笑ってるよう,味方に付けると心強いのだけど。
宇宙生命体(ウィルス)を保菌してしまったら発症を止める手段は眠らない事。睡魔を耐える辛さは分かり過ぎます。本気で眠くなると何をしてても落ちますし格たる予防法も確立されてないのが実状でしょうか。感染の恐怖よりも眠れない恐怖の方が共感出来ますよ。
結局,色んな映画の良い所・悪い所を合わせたような展開です。ニコール・キットマンを思いっ切りクローズアップしてるし様々な顔の表情が読みとれるアップ映像も多いのでニコールファンには,見所でしょう。いつもより明るい表情に映りました。子供を守る母親役も似合って来ました。ベビー懐妊の余波かも。
ラストの呆気なさは,原作があるだけにやむを得ないのでしょうが【宇宙戦争】を思いだしました。
みんながみんな感染するなら,それもありな気がしたりして。行き着く先がどうなるかは,分からないがとりあえず平和で退屈な日々を過ごせそうです。
私的評価ordinary STORY 精神科医のキャロル・ベネルは、元夫タッカーから、息子オリバーへの面会要求を受けていた。離婚してから全くオリバーに興味を示さなかったタッカーの突然の要求に戸惑うキャロル。その頃、彼女の周囲で不可思議なことが起こり始める。夫が別人になってしまったと訴える患者、謎の言葉を発しながら車に轢かれる女性、その事故の目撃証言を要らないという警官。そんな中彼女はオリバーをタッカーの元へと送り出すのだが……。
CAST オリヴァー・ヒルシュビーゲル 監督
ジャック・フィニイ 原作
デヴィッド・カイガニック 脚本
ニコール・キッドマン (キャロル・ベネル)
ダニエル・クレイグ (ベン・ドリスコル)
ジェレミー・ノーサム (タッカー・カウフマン)
ジャクソン・ボンド (オリバー)
ジェフリー・ライト (Dr.スティーヴン・ガレアーノ)
ヴェロニカ・カートライト (ウェンディ・レンク)
ジョセフ・ソマー (Dr.ヘンリク・ベリチェク)
セリア・ウェストン (リュドミラ・ベリチェク)
ロジャー・リース (ヨリシュ)
エリック・ベンジャミン (ジーン)
原題 THE INVASION 上映時間 96分
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Date : 2008-03-12 (Wed)
Category : 映画 SF