耳に残るは君の歌声 ２００８ ０１６

耳に残るは君の歌声

Review
重厚感たっぷりの社会派ドラマです。

アボガドにバターを塗りたぐって生クリームを添えたらこうなるみたいな(´∀｀)

ジョニー・デップ主演かと思ったらクリスティーナ・リッチの物語でした。ジョニデは，とことん暗いジプシーで外交不和で大戦前の時代背景色に合わせたキャラクター設定だと思うけど，いつもより個性を出しにくい役柄でしたね。オペラでも歌わない。白馬には乗りますが，ひたすらジプシーでした。ジョニー・デップは，インディアンやジプシーなんかが好きみたいですね。

クリスティーナ・リッチは幼い頃に父親と生き別れ成長後，得意の歌で劇団員になり，父親を探しにアメリカ行きを夢見るのですが，肝心の歌が，幼い頃とロシア語で歌われた歌は，かなり上手く聞こえるのですが（アテレコ），クリスティーナ・リッチ自身が英語で歌い始めると声量が足りないようで見劣りますね。

耳に残らないし、絶世の歌声と言われても説得力に欠けるような
( ´ー｀)

ジョン・タートゥローのアテレコが異常に上手だったから余計に目立ったのかも。クリスティーナ・リッチもアテレコあてて製作されていれば随分印象が変わったように思えます。監督は，歌を最重要ファクターとは，思っていなかったのでしょうか？

ケイト・ブランシェットも,クリスティーナ・リッチとの絡みは，身長差や歳の差で友人役としては不釣り合いに映りましたね。それでも，娼婦顔負けのプレイやダンスは迫力がありました、悪女になりきれない所が人間くさい。

物語として、ナチスとユダヤ人の関係に焦点があたるとユダヤ人の苦悩が分かりますね。当時恋愛中の幾多のカップルも殺害されたり，離れ離れを余儀無くされたかと思うと時代が変わって助かってます。

結果的にユダヤ人少女の数奇な人生の一片として観ればなかなかいいのかも。

私的評価
ordinary

お帰りは，こちらから(-` )ノ

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STORY
1927年、ロシア。ユダヤ人の少女フィゲレ(クローディア・ランダー・デューク)は、村を襲った暴動から逃れ、父親(オレグ・ヤンコフスキー)とも別れて、ロンドンへ。スージーと名付けられた彼女(クレスティーナ・リッチ)は、10年後、コーラス・ガールとしてパリで働くことに。美しく野心家のロシア人ダンサー、ローラ(ケイト・ブランシェット)と知り合い、アリアの名手であるイタリア人オペラ歌手ダンテ(ジョン・タトゥーロ)の美声に惹かれるもののその人間性に失望した彼女は、やがてジプシーの青年チェーザー(ジョニー・デップ)と恋におちる。

CAST
サリー・ポッター　監督・脚本

クリスティナ・リッチ （フィゲレ）
ジョニー・デップ （チェーザー）
ケイト・ブランシェット （ローラ）
ジョン・タートゥーロ （ダンテ）
ハリー・ディーン・スタントン （フェリックス）
オレグ・ヤンコフスキー （フィゲレの父）
クローディア・ランダー＝デューク （幼少のフィゲレ）

原題　THE MAN WHO CRIED　上映時間　９７分
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