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ジョニー・デップ実話物 フェイク 2008 002
フェイク Review いつの間にかジョニー・デップ出演の【フェイク】が,DVD化されたので早速鑑賞しました!
ギャングにも,普段着の会話が、あり潜入捜査官の苦労を描いた【レザボア・ドックス】+元殺し屋の男が,家族を守る為に過去と戦う【ヒストリー・オブ・ヴァイオレンス】みたいな内容です。キャストもレザボアで人質の耳を切り取ってティム・ロスに撃ち殺された大男マイケル・マドセンなんかも出演してるし,ジョニー・デップが潜入捜査官だし一度受け入れたら疑う事を知らない人が良いマフィアのアル・パチーノとの関係もレザボア色が強いです。簡潔にまとめ上げたレザボアに,親子のような男の友情と【ヒストリー・オブ・ヴァイオレンス】のような守るべき家庭,生活感を滲ませた感じです。ギャング映画特有の撃ち合いや残酷シーンは,ソフトに仕上がってますね。死体をバラす普通なら裏方のシーンは,ありますけど。
ジョニー・デップが,潜入捜査官の現実の人間関係虚像の人間関係の二面性へのギャップによる苛立ちと,それをひた隠し家庭とマフィアの両立に四苦八苦する姿が,上手いですね。日本料理店のシーンでの勤勉過ぎる店員への制裁も,ストレスの現れとマフィアに染まり始めた潜入捜査官の憂いみたいな感情が出てましたね。日本人が袋叩きに合うのは,ナショナリズムを,沸々と呼び起こされますね(笑)妻のアン・ヘッシュとの絡みも冷たい中にも暖かさを詰めてましたね。
それに対してアル・パチーノも,立身出世して行くジョニー・デップを尻目に見ながら,落日のマフィアが,最後の華を咲かせようと奮起してる姿が,上手いです。まだまだこの年代のアル・パチーノは,足腰がピンピンしてて危なげないです。走り回るシーンも殆どないのですが。
ラストのアル・パチーノの「お前だから許す」と伝言を残しその後の運命を悟って呼び出しに応じる姿には,男を感じますね。結果ジョニー・デップだからこそ裏切りの後味の悪さを中和出来たように思えました。
【レザボア・ドックス】を観た後だと,この路線は,何かが足りない感じがします。イメージとして
とびっきりの美女なのに,何故だかそそらないとか,醤油のかかってない海苔みたいな今一歩感が付きまといましたね。ハラハラドキドキの危機感が,もう少しあれば潜入捜査官の苦悩が,さらに出たのかも。
実話ベースなので衝撃度が足りないのは,仕方ないですが,同じ実話ベースなら【ブロウ】が,一代期的で面白かったかも。
ジョニーに癒された方は,クリック♪ 人気ブログランキングへ 私的評価Good STORY 78年、ブルックリン。FBI捜査官ジョー・ピストーネ(ジョニー・デップ)は囮捜査官として、マフィア組織に潜入することを命じられた。彼の潜入名はドニー・ブラスコ。マフィアとの接触を狙っていた彼が最初に近づいたのは、末端の気さくな男レフティ・ルギエーロ(アル・パチーノ)だった。当時、マフィアファミリーは、リトル・イタリーを拠点とするソニー・レッドの組と、ブルックリンを拠点とするソニー・ブラック(マイケル・マドセン)の組と、2つの組が対立して存在していた。
CAST マイク・ニューウェル 監督
ジョセフ・D・ピストーネ 原作
ポール・アタナシオ 脚本
アル・パチーノ (レフティー)
ジョニー・デップ (ドニー・ブラスコ/ジョセフ・ビストーネ)
マイケル・マドセン (ソニー・ブラック)
ブルーノ・カービイ (ニッキー)
ジェームズ・ルッソ (ポーリー)
アン・ヘッシュ (マギー・ビストーネ)
ロバート・ミアノ (ソニー・レッド)
原題 DONNIE BRASCO 上映時間 126分
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