冬だけど，まぁいいさ。 サマー・オブ・サム (２００７年１４４発目)

サマー・オブ・サム

Review
１９７７年アメリカで，実際に起きたサイコキラー【サムの息子】による凶悪な犯行をバックボーンに、恐怖におののく人々と過剰反応する若者達の顛末を描いてますが，決してサムの息子の正体を暴くのが主ではないのが特徴です。どちらかと言えば蚊帳の外の世界。しかも，サムの息子とは，直接対峙することのないドラマなんで、多少不可解で首を傾げなくなります。とはいっても深く関わってしまえば死人と化すんですけど。

サムの息子の凶行がエスカレートするにつれ，麻薬の売人を含む，街角でたむろしてる若者達が，興味本位か、ヒーロー志望症候群気味の自警団気取りで勝手捜査を敢行するのですが、やってることは…

魔女狩り｡･ﾟ･(ﾉ∀`)･ﾟ･｡

火あぶりまでは，いかない物の、彼等に検挙され吊し上げられ、あらぬ疑いでボコボコにされるのだから、いい迷惑この上ないです。

探偵団気取りも，ほどほどにしてくれないと，サムの息子よりも，脅威なんて有り得ない状況になってしまいます。

まぁ狙われてるのが車内でニャンニャンしてるカップルが大半なのに，それでも快楽に酔いしがれ危険を顧みないチャレンジャー達も悪いんですけどね♪インドアでいいんじゃないの～

そんなこんなで，疑心暗鬼の成れの果てを充分に理解出来るんですけどね…

それだけかい(*｀д´)b

って感じにしか捉えられなかったですね（;´▽｀A``
この手のやっぱり人間が１番怖いって話は，星の数程ありますし

サムの息子事件とは，別件だから話が膨らまなかったってとこでしょうか？若者の生き様を見せるのも目的の一つとしたら，ピントがずれてましたね～

そんな中でミラ・ソルヴィノが，初々しく光ってました！この辺も時の流転を感じますね。エイドリアン・ブロディのモヒカン似合わないなぁ

サスペンスを期待してる人には，肩透かしになり得ますね。警察の捜査とかの過程も，おざなりなんでね。
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私的評価
so-so

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STORY
1977年、夏。NY、ブルックリン。“サムの息子"連続殺人事件で町全体が震撼した頃。イタリア系コミュニティで暮らす色男ヴィニー(ジョン・レグイザモ)は美しい妻ディオーナ(ミラ・ソルヴィーノ)がいながら浮気癖がやまない。そんな矢先、妻の従妹と浮気した彼は偶然事件の現場に遭遇し、人生が狂い始める。そんな折り、親友のリッチー(エイドリアン・ブロディ)がロンドンから帰ってくる。

CAST
スパイク・リー　監督・脚本

ジョン・レグイザモ （ヴィニー）
エイドリアン・ブロディ （リッチー）
ミラ・ソルヴィノ （ディオーナ）
ジェニファー・エスポジート （ルビー）

原題　SUMMER OF SAM　　上映時間　１４４分
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