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1990年カンヌグランプリ作品 ワイルド・アット・ハート (2007年138発目)
ワイルド・アット・ハート Review ニコラスケイジの髪が、フサフサの時代の映画です。デビッド・リンチ監督の作品なだけにストーリー性なんかが不安でした。監督の著名な映画の 【ツインピークス】を観てないもので【
ブルーベルベット 】から入った僕は,邪道なのでしょうね( ´ー`)
この映画を語るにあたって絶好忘れずに取りざたさければならないのは,オープニングです。階段上で刺客に襲われそうになったニコラス・ケイジが逆切れを起こし刺客の頭を壁や階段の角に激しく叩きつけ脳が飛び散るほどの打撃を与え殺すのですが,その後何事も無かったかのように煙草を吹かし壁に手を突きポーズで決めるのですが,それがまた今のニコラス・ケイジのイメージとは,異なって面白いです。
ストーリー的には,殺人を犯しても正当防衛が認められて(どう見ても過剰防衛に見えますけど)仮出所した男セイラーが,出所を待ちわびていた女ルーラーと自由気ままに遊びまくった末に禁じられている州外に愛の逃避行に出ると言う典型的なロードムービーなんですが,この2人ちょっぴりおつむが足りないのか1にも2にもH至上主義で終了後に煙草に火を灯すシーンが【
レクイエム・フォーザ・ドリーム 】のドラッグを使用するシーンに似ていて笑えます。それで2人の会話にハニーやベイビー,スウィートハートとかシュガーなんて甘ったるい言葉が頻繁に登場するんですけど、お互いに美男美女って程でもないので嫌みが無くて気になりませんでしたよ。
最初は,【ナチュラル・ボーン・キラーズ】のようにバイオレンス路線で突っ走るのかと思ったのですが,この2人まだまだ良心の鎧に覆われていて弾けてないのが残念。よってストーリーが進むに連れて,生活感が滲み出てお馬鹿なラブロマンスに変化します。それで古今東西において生活に欠かせない,お金を巡ってのいざこざに発展しますが,やはり一攫千金を狙ってしまうんですね。ここでのショトガンによる頭部粉砕シーンは,後半の見所でしょうか?
ラストは,バカップルが衆人環視の中で濃厚なキスシーンで締めくくりますが、
こらこら,子供が見てますからと言ってやりたかったですね。 デビッド・リンチ ク○監督と誤解して,すまんす( ̄ー ̄;)ゞわりぃわりぃ ワイルドな人生に憧れる人は,クリック♪ 人気ブログランキングへ 私的評価Good STORY セイラー(ニコラス・ケイジ)は、恋人ルーラ(ローラ・ダーン)の目の前で因縁をつけてきた黒人の男を殺してしまう。だがそれは娘に対して偏執狂的な愛情をもつルーラの母マリエッタ(ダイアン・ラッド)が、2人の仲を引き裂こうとして差し向けたことだった。そして22カ月と18日後、刑務所を保釈になったセイラーはルーラを連れてカリフォルニアへと旅立つ。2人の逃避行は刺激に満ちたものだった。マリエッタは恋人のジョニーに2人の追跡を頼んだが、なかなかはかどらないことに腹を立て、殺し屋のサントスに相談を持ちかける。
CAST デヴィッド・リンチ 監督・脚本
ニコラス・ケイジ (セイラー)
ローラ・ダーン (ルーラ)
ウィレム・デフォー (ボビー)
イザベラ・ロッセリーニ (ペルティダ)
ダイアン・ラッド (マリエッタ)
ハリー・ディーン・スタントン (ジョニー)
J・E・フリーマン(サントス)
原題 WILD AT HEART 上映時間 124分
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