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飲酒が罪になるなんて(感想・レビュー)アンタッチャブル(2007年122発目)
アンタッチャブル Review この超有名映画まだ未観でした,言わずと知れたギャング映画で,【ゴッドファザー】シリーズに代表されるような,血を持って血を制し利権やプライドを守る為の過激な,抗争をイメージしていましたが,蓋を開けて見ると、たった4人であのアル・カポネを討とうと崇高な目標を掲げる男の中の男の映画ですが,ギャング映画特有のシリアスさは,薄めでリアルよりも娯楽的要素を取り入れた映画でしょうか?
ギャング映画を観て思い出すのは,幼い頃に父と初めて観た映画でタイトルは,不明ですが,ギャングの主人公が、ボスの女と恋に落ち寝取ってしまうのですが,当然バレて報復に局部を切り取られると言うショッキングな内容で幼い私は、夜な夜な悪夢にうなされた物です。男には,恐怖映像ですよ。こんな映画を小学校低学年だった私に進める父も父だと思いましたが,父も洋画ファンだったかと思えば嬉しく思います。今はもう一度観たい映画の一つですが,相当古い上にタイトル不明ですから気長に巡り会えるまで待ちますか。
脇道に逸れましたが、この映画は,娯楽映画的とは言えギャング映画だけに,いたいけな少女や、罪の無い一般市民達を禁酒法で規制され高価な闇商品と化している酒の販売を一手に掌握しようと悪の道を突き進むアル・カポネ一味の策謀によって、躊躇なく命を奪ったり,意にそぐわない物を排除するには,銃弾で片を付けるのは,他のギャング映画と同様です。しかしブライアン・デ・パルマ監督のスローモーションを活用した駅の階段での乳母車に乗った赤ん坊を挟んでの撃ち合いには,魅了されましたね。ギャング映画で階段での撃ち合いは,日本の2時間サスペンスのラストの断崖絶壁での告白や悪あがきと似たように,何故だかポピュラーですが,ケヴィン・コスナーとアンディー・ガルシア今は,大物の2人のコンビがスタイリッシュで美しささえ感じとれ鮮烈なインパクトがありました。また,アンタッチャブルの一員であるショーン・コネリーの知略と機転に富んだ男気溢れる死にっぷりも、見事でした。しかしショーン・コネリーが銃で撃たれるシーンは,さっさと襲ってきたギャングを撃ち仲間に連絡を取ってしまえば回避できた感じの映像に見えて不可解では,あり
ましたが大事なのは,男が男に己が人生を託す。そこでしょう。
アル・カポネ役のロバート・デニーロのいきなりの切れっぷりも迫力がアルというよりも面白かった。ロバート・デニーロのこの配役は,少々オーラが足りなくてミスキャストに感じました。
そして何よりも一番納得いかないのは,音楽ですね。軽い音楽すぎて重厚さが無く全くそぐわないですね。ブライアン・デ・パルマ監督の映画は,皆こんな音楽ですが,これはミスマッチでしたね。なんだか英雄伝でリアルに欠けますが、楽しめる映画です。ケヴィン・コスナーは,まさにビフォーアフターで今の渋さとは別人で驚きました。
very good 映画ブログランキング<(_ _)> ☆映画・洋画 部門に登録中です☆ STORY 1930年、9月。エリオット・ネス(ケヴィン・コスナー)が、財務省から、ここシカゴに特別調査官として派遣されてきた。禁酒法下のシカゴでは密造酒ともぐり酒場は実に10億ドル市場といわれ、ギャングたちの縄張り争いは次第にエスカレートし、マシンガンや手榴弾が市民の生活を脅やかしていた。中でもアル・カポネ(ロバート・デ・ニーロ)のやり方はすさまじく、シカゴのボスとして君臨していた。カポネ逮捕の使命感に燃えるネスは、しかし警察の上層部にも通じているカポネがそう簡単には手に落ちないことを実感する。彼には部下が必要だった。そんな彼に、初老の警官ジミー・マローン(ショーン・コネリー)が協力することになる。
CAST ブライアン・デ・パルマ 監督
デヴィッド・マメット 脚本
ケヴィン・コスナー (エリオット・ネス)
ショーン・コネリー (ジム・マローン)
アンディ・ガルシア (ジョージ・ストーン)
チャールズ・マーティン・スミス (オスカー・ウォーレス)
ロバート・デ・ニーロ (アル・カポネ)
ビリー・ドラゴ (フランク)
リチャード・ブラッドフォード (マイク署長)
原題 THE UNTOUCHABLES 上映時間 120分
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