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『心正しき者の歩む道は,心悪しき者の利己と暴虐によって行く手を阻まれる』(感想・レビュー)パルプ・フィクション(2007年114発目)
パルプ・フィクション Review ここまで来ると,もはや芸術です。この映画は,カンヌでグランプリでも充分頷ける出来です。カンヌの大賞は,極めて受賞理由が謎の映画も多々ありますしね。ノリのいいオープニング曲からスタッフロールまで堪能,見所や仕掛けが豊富ですね。涙ものですよ!【
レザボアドックス 】の正当進化ですね。より多彩になり時間軸をずらした人物達の交錯も、お見事。キャラクター達の個性に親近感さえ持ってしまいそうです。154分なんて短いですね,永遠に観ていたい一本!
サミュエル・L・ジャクソン【ジュールス】とジョン・トラボルタ【ビンセント】のギャングコンビか最高でしたね。どうでもいいけどナチュラルな会話がまた最高でハンバーガーのフランス語読みとか知らなくてもいい情報なんですが、セリフのひとつひとつが丹念でキャラクターに個性が生まれてるようで美しいです!
ここが良いと言うシーンを挙げたら切りが無いですが,ジュールスが念仏でも唱えるが如くエゼキセル書25章17節を『心正しき者の歩む道は,心悪しき者の利己と暴虐によって行く手を阻まれる…』などなど高らかに詠唱・宣誓してから銃弾を撃ち込む姿は,理想的ギャング像とか勝手に思ってしまいました。この教えどちらにも,取れて面白いですね。他にもドラッグで逝きかけたボスの女ミア【ユマ・サーマン】を助けるのに必死こいてるビンセントが,ミアの心臓にアドレナリンの入った注射器を突き刺すシーンでのミアの反応の鋭さとか爆笑しましたね。そしてブルース・ウィリス【ブッチ】の父親と戦友が捕虜になり没収を避けるため7年に渡って尻の穴に保管して守り抜いたと言われる幸運の金時計ですが、苦労した割に匂いたつ呪われた時計なんじゃないでしょうか?所有者は,皆さん面倒に巻き込まれりたり,おっ死んでますからね。だいたい入れた後の取り出し方は,どうするんだろう?
さらに日本刀とか、股間銃撃とか、頭部消滅なんてタランティーノ要素の詰まったチョイグロも笑える範疇で流石ですね!
パンプキンで始まりパンプキンで終わるティム・ロスは,いつもの美味しい役割でした。墓に入れて欲しいグレートゴージャスな映画でした!
サミュエル氏がcoolで最高!! 凄い画像ですよね。この後の展開に絶句 ∑(゜□゜)オオッ 高級シェーキ飲んでみたいです。 Excellent 映画ブログランキング<(_ _)> ☆映画・洋画 部門に登録中です☆ STORY ロサンゼルスの朝、コーヒーショップで不良カップルのパンプキン(ティム・ロス)とハニー・バニー(アマンダ・プラマー)が突然立ち上がり強盗を始める。2人組ギャング、ヴィンセント(ジョン・トラボルタ)とジュールス(サミュエル・L・ジャクソン)がボスの命令でだまし取られたスーツケースを取り返しに若いギャング団のアパートに車を走らせ、虫けらのように彼らを殺して出ていく。その頃ボクサー、ブッチ・クリッジ(ブルース・ウィリス)がギャングのボス・マーセル・ウォレス(ビング・ライムス)から八百長の依頼金を受け取っていた。ヴィンセントはマーセルから留守中、若く美しい妻ミア(ユマ・サーマン)の食事の相手を命令され、2人は50年代風のクラブ・レストランに行きダンスを踊り、互いに魅かれ合う。しかしボスの妻に手を出すことを恐れて帰ろうとすると、ミアが知らぬ間にヴィンセントの持っていたヘロインを吸いこんで意識を失い狼狽する
CAST クエンティン・タランティーノ 監督・脚本
ジョン・トラヴォルタ (ビンセント)
サミュエル・L・ジャクソン (ジュールス)
ユマ・サーマン (ミア)
ハーヴェイ・カイテル (ザ・ウルフ)
ティム・ロス (パンプキン)
アマンダ・プラマー (ハニー・バニー)
マリア・デ・メディロス (ファビアン)
ヴィング・レイムス (マーセルス)
エリック・ストルツ (ランス)
ロザンナ・アークエット (ジョディ)
クリストファー・ウォーケン (クーンズ)
クエンティン・タランティーノ (ジミー)
スティーヴ・ブシェミ (ハリー)
ブルース・ウィリス (ブッチ)
ピーター・グリーン (ゼッド)
原題 PULP FICTION 上映時間 154分
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