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ヤドカリ男の末路(感想・レビュー)テイキング・ライブス(2007年101発目)
テイキング・ライブス Review アンジェリーナ・ジョリー主演のサイコサスペンス。目を引くジャケットでキミノカワリニイキテアゲルなんてコピーも不気味でサイコサスペンス好きには、興味を引きますし、あまりにも過激で未公開だったシーンも完全収録。ならば世間の評判には目を瞑り借りました!
結果から先に書くと悪く無かった。少なくとも、これより面白くないサイコサスペンスは,星の数ほどあります。
内容はというと,オープニングで気弱そうで毒気が無さそうなロン毛の青年と、悪ガキがそのまま、成長したような青年が出会いレンタカーを借りてロードムービーぽい展開から、いきなり衝撃的展開で死体が2つとサイコキラーが誕生で盛り上がりました!カメラワークと一瞥した目線で、狙いが読めてしまったのが勿体無く思えましたが、それを差し引いても掴みは,上々でした。ここまでが過去の話しなのですが,見終わって見ると、他人を殺し人生を奪い,犠牲者になりすまし自分を消す。サイコキラーの事例がもう一件位、筋立てて組み込んで入れば地味な印象は払拭できたように思えましたね。
死体が発見されず事件にならない事件を繰り返したと思われるサイコキラーでしたが,工事現場で死体が発掘され、続けざまにコスタ(イーサン・ホーク)と言う目撃者付きの事件まで起こりイリアナ・スコットFBI特別捜査官(アンジェリーナ・ジョリー)が派遣されるわけです,犯罪プロファイルで何もない所から犯人に結びつく手がかりを割り出すのですが『
アンフェア 』のように殺害現場に横たわり死体の気持ちまで汲み取り捜査に活かし、バスルームにまで凄惨な現場の写真を張り巡らす姿には並々ならぬ執念を感じました,でも犯人を徐々に追い込んでいく感じがしませんでしたね。サイコキラーが一枚上だったか、有能さが滲み出てこなかったです。何故なら鑑賞してる,こちら側からすると,犯人は,おおよその予想がついてるからかな。こちらも全く犯人が見えて来なければ、そんな思いも無かったのですが。
見せ場は,色々ありましたね。天井裏から死体が降ってきたり,無人の部屋で突如有り得ない場所からイリアナ捜査官が襲われたり,トドメは,アッシャー夫人(ジーナ・ローランズ)のエレベーター内で無惨な生首死と魅せてくれました!そう言えばアンジェリーナ・ジョリーもイーサン・ホークと無理矢理な絡みで裸体を晒して魅せてましたね。でも特に過激では無かったですよ。過激でカットされたシーンは,この濡れ場のはずなのですが並でしたね、ラストでストーリー上の伏線に持ってきたので必要性は,分かったのですが,偶然性が高い要素だし妊婦オチには,疑問かな。痕跡を残さないサイコキラーなら危険は避けるはずだから。DNAがバッチリ残るだろうし。ここでドンデン返しがあるのは,確実で驚きが無かった。内容は意外でしたけどね。全体的に雰囲気は,いいのですがまだまだ見せ方などで面白くなりそうなだけに残念でしたが満足レベルではありました。
★見所・疑問点★ やはりオープニングのショッキング映像ですね。ここだけ3回観ました。痺れますよ!
コスタがわざわざ、目撃者に名乗りでるのが疑問ですね。魂胆が読めなかった。不可解です。
Good 映画ブログランキング<(_ _)> ☆映画・洋画 部門に登録中です☆ STORY 1983年、カナダ。マーティン・アッシャーという名の少年が、交通事故で死んだというニュースが流れる。そして現在。ある工事現場で白骨化の進んだ死体が発見され、猟奇殺人の匂いを感じたモントリオール警察のレクレア(チェッキー・カリョ)は、FBIに捜査協力を要請。単身で乗り込んできた特別捜査官の女性イリアナ・スコット(アンジェリーナ・ジョリー)は、殺人犯像を分析するプロファイルの天才。パーケット(オリヴィエ・マルティネス)、デュヴァル(ジャン=ユーグ・アングラード)という2人の刑事と行動を共にしつつ、誰も気づかなかった点から犯人像を浮かび上がらせていく。そんな矢先、次の殺人事件が起こる。目撃者の男コスタ(イーサン・ホーク)に、イリアナは尋問。一方、死んだはずの息子を目撃したと、老婦人アッシャー夫人(ジーナ・ローランズ)が警察に届け出る。
CAST D・J・カルーソー 監督
マイケル・パイ 原作
ジョン・ボーケンキャンプ 脚本
アンジェリーナ・ジョリー (イリアナ・スコット捜査官)
イーサン・ホーク (コスタ)
キーファー・サザーランド (ハート)
ジーナ・ローランズ (アッシャー夫人)
オリヴィエ・マルティネス (パーケット)
チェッキー・カリョ (レクレア)
ジャン=ユーグ・アングラード (デュバル)
原題 TAKING LIVES 上映時間 103分
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Date : 2007-08-21 (Tue)
Category : 映画 サスペンス