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必見!!爆笑必至メキシコ映画を侮るなかれ(感想・レビュー)カクタス・ジャック(2007年99発目)
カクタス・ジャック Review 最近面白い映画に当たるものの一歩突き抜けた作品に当たらないもどかしさを感じてましたが,これは期待以上に面白かった3馬身位は,抜け出してますね!流石にメキシコで記録的大ヒットの触れ込みだけあります。
この映画は,自分で発掘したわけじゃないのですが,ジャケットは何度も見てました。自ら借りなかったのは,同時期にリリースされた『ホステル』の,なんちゃってバージョンかと勝手に判断してました。だって似てるんですよ!袋を被された人間が椅子に座ってる姿が。とは言っても『ホステル』は未観なんですけどヾ( ̄o ̄;)オイオイでも『ホステル』はホラー系で『カクタス・ジャック』は,コメディタッチの犯罪+アクションムービーなのです。監督は,メキシコの新鋭アレファンドロ・ロサーノ,この監督は,タランティーノ監督に影響されてるように見えましたね。ずばり『キル・ビル』一見すると,ふざけてるように見えて通して見ると妙に納得そんな感じでしょうか。キャラクター紹介なんかも、いきなりおちゃらけた過去映像なんかを流して笑いを誘う手口は,そっくりです。『キル・ビル』のように腕をバッサリ、目玉をえぐり出し、脳味噌を露出,大量出血,大量虐殺なんかは,無いです。指はちょっぴり切断,足を撃ち抜かれたり死体は,出ますがソフトもソフト雲泥の差ですよ。これがR-15笑わせます。とりあえず楽勝に直視ガン見できるのでデリケートな方にも安心です!
登場人物が,また変人ながらもいい奴が多い。物語の起点になるジャックは,悪い噂が絶えなく気に入らない奴には滅茶苦茶手段を選ばない報復をするカボスと言う、よりによって自分が勤めてる会社の社長なんですけど,その娘をたらし込んだのがバレてトイレの便器の汚水に顔を突っ込み大量に不味い水を飲むことになるのですが,殺しはしないのがカボスの流儀なんでしょうね。その後ジャックは律儀に謝るつもりが,誘拐することになるトホホな展開で、それを無償で助けるムドは,切れやすいながらも普通の男なんですけど,ムドの友人で元伝説のレスラー・マスカリータ(ルペン)と彼の知り合いで用心棒的な職業の人喰いトニーこの2人が爆笑の渦!!ルペンは,元覆面レスラーのプライドからかマスカリータだろう?と呼ばれると誰彼構わず状況無視でブンブン人間を投げるわ挙げ句にパイルドライバーで脳天串刺しにするわでハチャメチャな奴なんですが,それに輪をかけて強烈なのが人喰いトニー外見上は,本当にちっちゃいおっさんなのですが1分間で20人もの屈強な男衆を薙ぎ倒す凄い奴なんですが方法は不明。ジャック達は,喧騒の場を離れてちゃっかり外で待ってるもんで,もしや本当に人間を食したのかと思ってしまいました。きっと阿鼻叫喚の極地だったに違いありません!更に本当にカボスに恨みを持つ奴らがカボスと間違って自分の父親をウッカリ拉致って,確認せずに袋を被せてさぁ~大変!期せずして標的はカボス1人なのに被害者は2人に増えててんやわんやのクロスオーバーが楽しい。ラストの攻防と人喰いトニーは,楽しめること請け合いです。メキシコ映画恐るべし!!
★見所・疑問点★ シリアスも同居しながら、独特のテンポとコメディタッチの展開・音楽が楽しいです。人喰いトニーは必見ですよ!
ムドは,ともかくマスカリータそれに、人喰いトニーは,なんであんな危険を冒してまでジャックの側を離れないのか不思議です。
marvelous 映画ブログランキング<(_ _)> ☆映画・洋画 部門に登録中です☆ STORY 青年ジャックの目の前で、ひょんなことから恋人の父親であり、街の実力者として恐れられているカボスが気を失ってしまった。しかもジャックが助けを求めに外へ出ている間に、カボスに恨みを持つ掃除係のチーノが、カボスのスーツや時計をはぎ取って外へ出た。友人を連れて部屋に戻ったジャックが目にしたのは、下着姿のカボスだった。一方、そんなことは露知らず、カボスを誘拐しにやってきた2人組は、まちがえてカボスの服を着たチーノを襲撃し、拉致してしまった…。
CAST アレファンドロ・ロサーノ 監督
アレファンドロ・ロサーノ
トニー・ダルトン
クリストフ 脚本
トニー・ダルトン (ジャック)
アナ・クラウディア・タランコン (ポリーナ・カボス)
ペドロ・アルメンダリス・Jr (オスカル・カボス)
クリストフ (ムド)
ロシオ・ベルデホ (ルラ)
ラウル・メンデス (ボッチャ)
スターボ・サンチェス・パッラ (ニコ)
ホアキン・コシオ (ルベン)
シルベリオ・パラシオス (トニー)
原題 MATANDO CABOS 上映時間 98分
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