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敵か味方か味方も敵か???正体不明(感想・レビュー)UNKNOWN アンノウン(2007年95発目)
アンノウン UNKNOWN Review 目覚めたら記憶が全てなく廃屋に転がっていた。1人だけなら良くありますが5人同時に発症となると異様な光景と言わざるをえないでしょう。しかも状況は,誘拐された被害者と加害者に別れて混在してるらしいってことで、面白い設定ですね。人間記憶が無くなるってことは,これまで自分がしてきた行動や思考がゼロに戻ってしまうと言うことでなかなか辛いですね。でもこの映画では、記憶を失った絶望感は,ひとまず置いといて紆余曲折ありながらも明日は敵になるかも知れない奴らと手を組んで廃屋脱出を試みるのですが,この廃屋が人質を数日縛り上げて監禁するにしては堅固すぎるんですよ。どこもかしこも窓には格子、扉は固く閉ざされていて更にパスワード付きまるで人質が最初から逃げ出すのを予知してるようでしたよ。
記憶が無いのは恐怖でしょうね。誘拐犯のボスが帰る前に逃げ出せなければ40%の確率で自分が人質なら殺されるし,60%の確率で犯行グループのメンバーとしてもボスが記憶を無くした経緯を知らない以上,裏切りと取られても不思議じゃないですし,立ち位置が非常に難解です。ラストは,目まぐるしくスピーディーに流れてドンデン返しもきっちり決まって上手くまとまった印象です。『プリズンブレイク』でお馴染みのピーター・ストーメアの悪役振りもいつもながら良かったです。ラストで全ての記憶が目の当たりになる展開は『メメント』に似ていますね。85分ですが無駄な部分が排除された分,間延びが無くて集中して鑑賞出来ました。B級映画としては上出来です!
★見所・疑問点★ ラストのダブルドンデン返しが面白いですね。結局最後まできっちり観ないと結末が予想出来ないのは良いのではないでしょうか?
タネが分かってしまうと,5人全てがきっちり同じ症状で,目覚められたのは,疑問ですね?
very good 映画ブログランキング<(_ _)> ☆映画・洋画 部門に登録中です☆ STORY 目覚めると、廃棄工場の中だった。最初に意識の戻った破れたセーターを着た男をはじめ、そこにいたのは5人。ボスと思しき相手からの電話と、内部の状況から、自分たちは人質と誘拐犯だと判明。誘拐されたのは2人。逃亡を試みたときに、ボンベの薬品が漏れ出したことで、一時的な記憶障害を招いたらしい。全員が自分のことすら分からない。夜にはボスが帰ってくる。自分が人質なら殺され、犯人側でも罰せられる。でも、パスワードが必要な金属製のドアはびくともしない。俺は誰だ?
CAST サイモン・ブランド 監督
マシュー・ウェイニー 脚本
ジェームズ・カヴィーゼル (ジーンズの男)
グレッグ・キニア (鼻骨が折れている男)
ブリジット・モイナハン (エリザ・コールズ)
ジョー・パントリアーノ (椅子に括り付けられている男)
バリー・ペッパー (短髪の男)
ジェレミー・シスト (手錠で吊るされている男)
ピーター・ストーメア (ボス)
原題 UNKNOWN 上映時間 85分
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Date : 2007-08-10 (Fri)
Category : 映画 サスペンス