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はらたいらさんに全部 m(゚- ゚ )カミサマ!(感想・レビュー)クイズ・ショウ(2007年89発目)
クイズ・ショウ Review 実話ベースの映画は,色々ありますが割と波長が合うような感じがします。もちろん創作も良くできたものは,実話レベルを遥かに超える作品となりますが、自分以外の人生を端的に味わうのは,実話に勝る真実はなしということでしょうか。ただし写実的なドキュメンタリーは,ちと話しが違いますけどね。エンタメである以上ある程度の脚色がなされてる方が僕のタイプなんです。この映画は、「
My room is cinema theater 」のfuu さんに紹介して貰った映画ですが,そんな中でなかなかの傑作でしたね!
アメリカを賑わせたクイズ番組のスキャンダルを描いた作品くらいしか知らなかったのですけど、ジョン・タートゥローがトップクレジット主演ってことで期待半分不安半分だったのですが本当の主演は,セレブで美形・新クイズ王のチャールズ・ヴァンドーレン役のレイフ・ファインズじゃないですか(゜∇゜ ;)エッ!?ジョン・タートゥローはというと初っ端クイズ王でありながら脇役だったかな~?そんな駄目男ぶりがジョン・タートゥローらしいと言えばらしいですね!レイフ・ファインズが異常に肌がツヤツヤしてるのも気になりましたね~!単に若いだけじゃないような?
大金がかかったクイズ番組でスキャンダルと言うと答えを自分の頭脳以外で解き明かすイカサマしか考えられないのですが観客とのブロックサインなのか,外部からイヤホンなどによるものなのかと携帯やネットがない時代なので考えてましたが、種は全く単純でした、でもこの映画の焦点は、そんなとこじゃなくて、いつの間にか罪を感じながらも,金や脚光に酔いしれ暗黒領域に引き込まれるチャールズ・ヴァン・ドーレンと不正を見抜き告発しようとするディック・グッドマンとの駆け引きでありある種の友情も感じました。チャーリー(チャールズ・ヴァン・ドーレン)も真相を世間に晒そうとするディックを訝しみながらも表面上は煙たがらなかったのはクレバーにポーカーフェイスで苦境を交わそうとする側面と,相反して自らの行為を償いたいと言う思いもあったように見えました。ラストのチャーリーの告白は,スタンディングオベレーションは,どうかと思いますが,黙って否定し続けていたら、疑わしきは罰せずで済んだのに告白したのはこれぞ正に実話のマジックなのでしょうか?灰色のまま残りの人生を過ごすには耐えられなかったのでしょうね。制作スタッフやテレビ局は時間と共に復活し、その後に富を得たのは腹ただしいところです。
テレビ局のヤラセって普通にありそうですね,怪しいのは,「笑っていいとも」の芸能人にストラップを配る100分の1のゲーム!かなり怪しい感じがしませんか? ★見所・疑問点★ 一躍,時の人となったチャールズ・ヴァン・ドーレンの舞台の降り方とさざなみの様に撤退する彼を取り巻く人々が見物です。
結局,賞金も返上したのかが疑問です。
very good 映画ブログランキング<(_ _)> ☆映画・洋画 部門に登録中です☆ STORY 56年、アメリカ中がテレビのクイズ番組に熱中していた。中でもその秋にスタートした“21(トゥエンティ・ワン)"の人気は、社会現象にまでなっていた。番組で無敵を誇るチャンピオン、ハーヴィー・ステンプル(ジョン・タトゥーロ)が勝ち進んでいたが視聴率の伸び悩みから、スポンサーは(マーティン・スコセッシ)は、もっと見栄えのする人物に変更しろと指示する。そんな折り、番組のオーディションを受けにきたコロンビア大学講師で、著名な詩人マーク(ポール・スコフィールド)を父に持つチャーリー・ヴァン・ドーレン(レイフ・ファインズ)をひと目見たプロデューサーのダン・エンライト(デイヴィッド・ペイマー)は彼に白羽の矢を立てる。
CAST ロバート・レッドフォード 監督
ポール・アタナシオ 脚本
ジョン・タートゥーロ (ハーヴィー・ステンプル)
ロブ・モロー (ディック・グッドウィン)
レイフ・ファインズ (チャールズ・ヴァン・ドーレン)
ポール・スコフィールド ( マーク・ヴァン・ドーレン)
デヴィッド・ペイマー (ダン・エンライト)
ハンク・アザリア (アルバード・フリードマン)
クリストファー・マクドナルド (ジャック・ベイリー)
マーティン・スコセッシ (スポンサー)
バリー・レヴィンソン (デイブ・ギャロウェイ)
エリザベス・ウィルソン (ドロシー・ヴァン・ドーレン)
ウィリアム・フィクトナー (マネージャー)
ミラ・ソルヴィノ (サンドラ・グッドウィン)
ジェフリー・ノードリング (ジョン・ヴァン・ドーレン)
原題 QUIZ SHOW 上映時間 132分
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Date : 2007-07-26 (Thu)
Category : 映画 ドラマ