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悲しみの捉え方(感想・レビュー)マイライフ・アズ・ア・ドッグ (2007年84発目)
マイライフ・アズ・ア・ドッグ Review スウェーデンに住む少年イングマルの視点で生きていく上での辛さや歓びを子供ならではの社会と共に表現した作品です。監督は,『ギルバート・クレイプ』や『ショコラ』『サイダーハウスルール』といった名作を作り出したラッセ・ハルストレム監督で【
悲しみよこんにちはの女の子 】のセシルさんから紹介されました!
まだ思春期に差し掛かる途中のイングマルですが,大人でも辛いであろう母親や愛犬,兄との別離など多くの苦難を「ライカ犬に比べれば幸せな方だ」と対比して自分を納得させ乗り越える姿に共感できます。このライカ犬とは,実験の為に充分な食べ物を与えられぬまま宇宙を6ヶ月回遊させられた挙げ句、餓死した犬のことです。イングマルは,このニュースをどこで耳にしたのかは,分かりませんがそれ故に飼い犬のシッカンを特に大事にしてたのですが,母親がこの時代では不治の病であろう結核にかかり叔父さんの家に預けられていたためシッカンの死を看取ることも、知ることも無かったのは,残念でした。ペットの死は,辛いですからね。僕も3年飼った名も無き金魚が水面にプカプカ浮いてた時には,落ち込みましたからね。まして犬ですから家族同様だったのだと思います。そんな悲しみを自然に包み込むように、見守る村人達も暖かかったです。こんな何気ない人々の生活や営みを描くのは,得意な監督ですね。これが好きかどうかでこの映画に対する評価も変わると思います。自分の生き方を見直したいとか、かえりみたい時に観たい映画かも知れません。
★見所・疑問点★ 子供ならではの,遊びや好奇心を通して少年・少女の時代を思い出すことができるのが魅力です。大人になると何かをする前にシミュレーションしてしまうので結果をある程度想定できてしまうのが寂しいです。イングマルが想像以上に、もてるのも見所です。
疑問点は,特にありませんでした。この映画は,レビューするのが大変難しいです。観て貰って感じてもらえるのが1番かと!
very good 映画ブログランキング<(_ _)> ☆映画・洋画 部門に登録中です☆ STORY 12歳の少年イングマル(アントン・グランセリウス)は58年の出来事をひとり夏のあずま屋で星に話しかけている……。人工衛星に乗せられて地球最初の宇宙旅行生物になったライカ犬の運命を思えば、兄エリク(マンフレド・セルナル)にいじめられても、彼の不器用なドジをママ(アンキ・リデン)が嘆き悲しんでも、南洋の海からパパが帰ってこなくても、ちっとも不幸な事ではない。しかし夏になりママの病状が悪化して、兄さんは祖母の、イングマルはグンネル叔父さん(トーマス・フォン・ブレム)のところで暮らすことになった。彼は愛犬シッカンが心配だが犬の保育所が預かってくれるらしい。
CAST ラッセ・ハルストレム 監督
レイダル・イェンソン 原作
ラッセ・ハルストレム
レイダル・イェンソン
ラッセ・ブレンストレム
ペール・ベルイルント 脚本
アントン・グランセリウス (イングマル)
メリンダ・キンナマン (サガ)
マンフレド・セルネル (エリク)
アンキ・リデン (イングマルの母)
トーマス・フォン・ブレムセン (グルネル叔父さん)
原題Mitt Liv Som Hund 上映時間102分
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Date : 2007-07-16 (Mon)
Category : 映画 ドラマ