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(感想・レビュー)美しき野獣(2007年74発目)
美しき野獣 Review 野獣と言えば,ボブ・サップ(敵前逃亡しましたが)ですが,美しいと形容されれば,クォン・サンウなのでしょうね!
映画でのアクション刑事物のオープニングは,本編と全く繋がりのない雑魚の犯人を,いかにど派手にブチのめす,もとい逮捕して主役の刑事を引き立てるかに尽きる(この逆で本編の黒幕が自らの残虐性を知らしめる場合もありますね)のですが,これが,ハズレに終わると盛り下がること間違い無し、もともとアクション重視なだけに謎解き云々は,勢いでカバーってのは,分かりきっているので,それこそ野獣・ビーストのように暴れ回ってこそ漢のなかの漢ですよ!その点クォン・サンウの野獣ぶりは,凄かったですね~雄叫びあげまくってましたからね♪道路を逆走して行き交う車を右へ左へ交わしながら,逃げ延びようとするバイクを捉えるのですから大したものです。普通なら追いつけ無いっすよ!ドラテクも野獣ぶりが伺えます。その後の殴る蹴るは,愛嬌いや武勇伝でしょう!
本編では,弟の復讐の為にクールな検事約のユ・ジデと期せずして共闘することに,氷と熔岩ほどにタイプの異なる2人を完全に対立させずに付かず離れずの立場に相棒とまでは,いかないようでしたね『マルチュク青春通り』でも見せたブルース・リーを思わせるクォン・サンウの格闘アクションも健在で今度も,空中二段蹴りや回し蹴りなど、一対多人数をこなしてますね~。ただ相手が韓国マフィアかと思われるので銃を使わないのが不思議かも?最もサンウも出してないですね,リーサルウェポンは,禁止なのかな~?かなりマフィアは,卑怯な奴らでは有りましたが戦闘に関しては,仁義ある闘いでしたね。でもどうせなら,完全に飲み込む姿が観たかった所です。
ラストの階段のシーンは,映画『ゴッドファザー』を思わせましたね,家族は被弾しませんでしたが猛り狂った野獣には,雑魚がいくら群れても致命傷は与えられず返ってアドレナリンが駆け巡り野獣が炸裂してました!野獣の結末は,韓国警察の無慈悲振りを感じずにはいられませんでしたね。
★見所・疑問点★ やはり何かにとり憑かれたように,獲物を追い詰め続ける、美しき野獣に注目ですね。ユ・ジデは最後は持っていきますが,型にはまりすぎた役柄であまり印象に残らなかったですね、最後は意志を引き継いだのでしょう!
あれだけ,狡猾な悪党が何の用心も無し護衛も付けずにオ検事と会うのは,いささか強引ではないでしょうか?前後にアクションシーンが入ってくるか血だらけで屋上に上がって来たなら,あっさり感は,感じられなかったのかも知れませんね。ラストのくだりで評価が少しマイナスでした(;´▽`A``
Good 映画ブログランキング<(_ _)> ☆映画・洋画 部門に登録中です☆ STORY ソウル地方警察の凶悪犯罪捜査班、チャン・ドヨン刑事は、男気あふれるまっすぐな性格。犯人逮捕のためには手段を選ばず、力づくで解決しようとする過激な人物だが、家族には不器用ながらも深い愛情を傾けている。一方、完璧なエリート検事として犯罪者からも恐れられている、ソウル中央地検の検事オ・ジヌ。捜査方法も性格もまるで正反対の2人は、それぞれの事件を追ううちにソウルで出会う。しかし2つの事件は交差し、予測もつかない方向へ大きく動き出していく・・・。
CAST キム・ソンス 監督
キム・ソンス
ハン・ジフン 脚本
クォン・サンウ (チャン・ドヨン)
ユ・ジテ (オ・ジヌ)
オム・ジウォン (カン・ジュヒ)
ソン・ビョンホ (ユ・カンジン)
キム・ユンソク (ジュ・ヒョンテ)
カン・ソンジン (チョ・ヨンチョル)
イ・ジュンムン (イ・ドンジク)
原題RUNNING WILD 上映時間125分
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