293
(感想・レビュー)トゥモロー・ワールド (2007年62発目)
トゥモロー・ワールド Review ジュリアン・ムーアがすぐに退場することで有名な,この映画ですが,かなり分かりにくいです。クライブ・オーウェンが泣く泣くと言いますか,押し出されるように正義のヒーローになるのですが,繋がりとか世界観がさっぱりでした。クライブ・オーウェンは,やらされる展開の映画が多いですね。今回も一度断ってるしどうせ引き受けるのにさ。でもそんな人間臭さが気になってしまいます。
とにかく、疑問が多い映画。どうして生殖能力が消滅したのか,宇宙から放射線が大量に放出されたとか,強力な磁場の影響とか、実は裏で宇宙人に支配されているとか,そんな説明一切なし,何らかの理由で自然に子供が生まれなくても,人工受精とか,クローンとかは、健在じゃないの?政府と反乱軍の,火種もイマイチ鮮明じゃない。政府は,子供の事は,知らないはずだから,それとは関連しないようですが,大義名分が定かじゃないし、反乱軍のあの人数では,あっさり鎮圧して不思議じゃないです。こんな危機的状況で移民がどうとか言ってる場合じゃないと思うんですけどね。それに死ななくていい人間まで死んでましたね。直接的だったり間接的だったりしますが、移民に対する扱いは,酷かったゴミ同然でしたからね。最後は,空爆で敵味方関係なく消去。人類の子供の為には,仕方のない犠牲なのでしょうか?
アクションシーンも豊富でした。逃げ回るシーンが多かったのですが、なぜならセオは,常に丸腰ですから、普通は,途中で死体から銃を巻き上げたりするものですが,綺麗好きで落ちてる物を拾うのを嫌いなのか,死体とはいえ人の物を盗るのに罪悪感を感じるのか常に丸腰。肉体が兵器みたいなシュワルツェネッガーみたいな化け物ならいざ知らず。護衛としては,コブラのように腕にサイコガンくらい仕込んで欲しいとこです。アクシデントなのか,カメラに血が付着したまま進行してたのも気になりました。あれが長回しシーンなのでしょうか?ラストは,ノアの箱舟のように希望を残す感じで終わりましたが,その後が気になって眠れません。などと言うこともなくいつでも爆睡です。
★見所・疑問点★ 20年後が,ここまで荒れ果てた世界になるとは,思えませんが、クライブ・オーウェンの孤軍奮闘ぶりに注目です。
最後にセオが誰に何を言われても子供は,手放すななんて言ってましたが,どう考えても母子共にDNAやら細胞レベルまで調べられる被験者になるに違いないと思ってしまいますが?
ordinary 映画ブログランキング<(_ _)> ☆映画・俳優 部門に登録中です☆
STORY 西暦2027年。ロンドンには移民が溢れ、当局は移民たちを厳しく取り締まっていた。街にはテロが横行し、全てが殺伐としていた。18年間、人類には子どもが誕生しておらず、人々は未来のない世界を生きていた。ある日、エネルギー省官僚のセオは、元妻・ジュリアンが率いる地下組織FISHに拉致される。彼らはセオを利用し、人類救済組織“ヒューマン・プロジェクト”に、人類の未来を担う一人の少女を届けようとしていたのだ……。
CAST アルフォンソ・キュアロン 監督
P・D・ジェイムズ 原作
アルフォンソ・キュアロン
ティモシー・J・セクストン 脚本
クライヴ・オーウェン (セオ・ファロン)
ジュリアン・ムーア (ジュリアン・テイラー)
マイケル・ケイン (ジャスパー・パルマー)
キウェテル・イジョフォー (ルーク)
チャーリー・ハナム (パトリック)
クレア=ホープ・アシティ (キー)
パム・フェリス (ミリアム)
ダニー・ヒューストン (ナイジェル)
ピーター・ミュラン (シド)
原題 CHILDREN OF MEN 上映時間 109分
INDEXメニューINDEXは、こちら
関連記事
スポンサーサイト
Date : 2007-05-22 (Tue)
Category : 映画 アクション