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(感想・レビュー)真珠の耳飾りの少女(2007年52発目)
真珠の耳飾りの少女 Review スカーレット・ヨハンソン祭りのラストを飾るには,女性の耳元を飾る真珠の耳飾りってことで『真珠の耳飾りの少女』を観ました!この映画は,実在の絵画,真珠の耳飾りの少女をもとに肉付けして味付け調理されて作られた作品なのですが,僕にとっては,味付けが甘かったです。もうちょい濃い味付けが道産子には,ウケますよ。スカーレット・ヨハンソンの透けるような白い肌が印象的ですが何だかマスオさん的なコリン・ファース演じるフェルメールと嫌みな妻が子供何人作れば気が済むんだって感じでポコポコ愛があるのかないのか分からない子供を生産するのが滑稽でしたね。そして変キャラを演じさせればピカイチのキリアン・マーフィが肉屋の息子でグリートの恋人役として登場,ジャケ裏を見ずに借りて知らなかったので思わぬ収穫でしたが,作品の内容自体は,フェルメールとグリートの不倫一歩手前の関係が延々と続いていつまでも煮え切らない芯のあるジャガイモみたいで、いかんともしがたしでしたね。グリートは,家政婦みたいな仕事をしてるのですが,もうちょっと積極的に悪女になるなり、もしくは職場で猫被ってるだけでなくプライベートでも天使の心を持つ純粋無垢な少女に徹するとかならそこそこ楽しめそうに思えましたが、ヒューマンドラマにしても,余りに淡々と中途半端な感じで主義主張みたいなものが不足してましたね。最終的にグリートをモチーフに絵を描いたフェルメールとグリートとの言えそうで言えなかった、もどかしく淡い恋愛みたいなストーリーに終始したのが残念と言えば残念でしたね。ただし悪い映画では,無いですよ!薄味志向の人は,お試しあれです。世間一般の評価は,高いですしね~
★見所・疑問点★ スカーレット・ヨハンソンの髪が、一瞬しか見えないのは、なんですが、露出は,少ないのに美白効果で綺麗でしたね。当時の社会が垣間見れる映画だと思えました。
疑問点は,特に無しでしたね。心情中心の作品なので人の心に明確な答えは、なしってとこでしょうか。
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STORY 17世紀のオランダ。画家のフェルメールの屋敷で使用人として働き始めたグリートは、ある日、アトリエの窓拭きをしたことで光を変化させ、フェルメールの創作意欲を刺激する。やがてフェルメールは、グリートの色彩センスを見抜き、彼女に絵の具の調合を手伝わせるようになるが、2人の関係はフェルメールの家族の嫉妬を呼ぶ。その頃、パトロンのファン・ライフェンが新たな集団肖像画を注文した。ファン・ライフェンに挑発されたフェルメールは、グリートの肖像画を描くことに。
CAST ピーター・ウェーバー 監督
トレイシー・シュヴァリエ 原作
オリヴィア・ヘトリード 脚本
スカーレット・ヨハンソン (グリート)
コリン・ファース (ヨハネス・フェルメール)
トム・ウィルキンソン (ファン・ライフェン)
キリアン・マーフィ (ピーター)
エシー・デイヴィス (カタリーナ)
ジュディ・パーフィット (マーリア)
アラキーナ・マン (コーネリア)
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Date : 2007-05-04 (Fri)
Category : 映画 ドラマ