266
(感想・レビュー)未来は今(2007年43発目)
未来は今 ○から,なにも連想できなかった。クリエイターにはなれないです。
STORY ニューヨーク、雪の降りしきる1958年の大晦日の夜。ハッドサッカー産業の44階の外壁にへばりつき、今にも身を投げ出さんとしている男、ノーヴィル・バーンズ(ティム・ロビンス)がいた。時は遡り、彼が故郷のインディアナ州マンシーからこの街にやって来た日に戻る。大学を卒業したノーヴィルは就職活動に臨むが、仕事の口はない。彼は、手にした新聞に偶然ついたコーヒーカップの丸い染みで囲われた、ハッドサッカー産業の郵便室の求人広告を見つける。一方、重役会議の席上でハッドサッカー社長(チャールズ・ダーニング)はやおら机に乗り、助走をつけて44階(中2階をいれると45階)の窓から飛び下り自殺をした。
CAST イーサン・コーエン 監督
イーサン・コーエン
ジョエル・コーエン
サム・ライミ 脚本
ティム・ロビンス (ノーヴィル・バーンズ)
ジェニファー・ジェイソン・リー (エイミー・アーチャー)
ポール・ニューマン (シドニー・J・マスバーガー)
チャールズ・ダーニング (ウェアリング・ハッドサッカー)
ジム・トゥルー (バズ)
ジョン・マホーニー (チーフ)
ブルース・キャンベル (スミティ)
スティーヴ・ブシェミ (バーマン)
ジョー・グリファシ (ルー)
ピーター・ギャラガー (ヴィク・テネッタ)
Review ティム・ロビンス主演『未来は今』を観ました!僕にとっては,傑作のひとつになりました。この映画は,コーエン兄弟のいつものカラーよりもティム・バートン監督の作風に近い感じがしました。(ラスト周辺)
45階立ての自社ビルを持つハットサッカー社。その社長が何を思ったか(後に理由)会議の席上で美味そうに葉巻を吹かしたかと思うと,何人席につけるか数え切れないほど長いテーブルに上り、一目散に駆け出すと44階の窓からダイブ!L'Arc-en-Cielの『DIVE TO BLUE』のプロモを思い出しました。なにもトップに登りつめて惨たらしく死ななくても良いのに、着床後の効果音ベチャは,無いでしょう。しかし命綱なしのバンジー爽快感抜群でしょうね。生涯いっかいこっきりの充実した30秒でしょうけど
それにしても
社長に捧げる黙祷の時間まで給料から差し引くなんてあんまりだ~ ってゆうか秒給ですか!! このくらいにせこくないと,会社を黒字化出来ないんですかね~。儲かっても儲かっても給料アップは,微増の某大手自動車メーカーのようですね。
ジェニファー・ジェイソン・リー演じる女新聞記者エイミーが登場するやいなや待ってましたとばかりに息をつかせぬマシンガントーク炸裂!!台詞を覚えるの相当大変だったでしょうね。そのエイミーが,取材対象である,棚からぼた餅的にハットサッカー社の最下層の社内郵便配達人から社長に,超飛躍的に登りつめた謎の通称アイデアマンノーヴィルに接近する為のきっかけ作りが面白い。ノーヴィルがランチを食べてる最中に偶然を装ってノーヴィルが座っているカウンターの隣の席に座るのですが、お金が払えないふりに始まり,親が腰痛で働けないと泣き落とし、それでも気付かないのか乗って来ないで立ち去ろうとするノーヴィルにお色気ではなくk究極の“最終兵器“気絶で落とすのですが,面白いのは,この間2人の間にセリフが無いんです。その代わりに向かいのカウンターに座っていた,労働者2人組が、ノーヴィルとエイミーを観察して2人の深層心理を神か仏かと思わせるほど深すぎる読みでズバズバ言い当てナレーションまで入れるサービスを展開してくれて笑えました。
そんなこんなでノーヴィルを得意の二枚舌で騙し社長秘書と特ダネ記者の二足のわらじをはくことになったエイミーですが,してやったりと,首尾良く社長の秘密をすっぱ抜いた後も社長を殴る暴挙を働いても秘書の座に居座るのですが、やっぱり惚れるのね♪何だかんだ言っても社長だからなのか?母性本能なのか,ピューリッツァー賞を受賞したスーパーキャリア記者であるがためか駄目男に惚れるんだよね。ちなみに僕も駄目男であります。
その後ノーヴィルが○からフラフープに辿り着くなんて産業が未発達のこの時代チャンスは,どこにでもあるってことですね!フラフープがコロコロ街中を転がるシーンがコーエン兄弟らしさを感じました。転がってきたフラフープが,意志を持つかのように少年の下に届いてその少年が見るのも初めてなはずなのに腰だけじゃなく足首や首までクルクル回す回す!!恐るべしガキンチョパワー。即順応,脳細胞の質が違う。あーあ10代に戻りたいよ_ノフ○ グッタリ
単なるサクセスストーリーに終わらないのが,良かったです。一躍時の人から,絶体絶命そっからの巻き返し。有頂天から天狗の鼻が折れる。おまえらも謙虚に頑張れと言ってるようでした。
★見所・疑問点★ この映画では,ティム・ロビンスよりジェニファー・ジェイソン・リーの方が,好印象でした。最初のビッチなイメージから後半では,真逆のイメージで彼女が見所です。
ラストシーンでの,裏方さん通しですが、実は運命を決める闘いがファンタジー色も加わって印象的でしたが,彼らって神と悪魔なんでしょうか?
Good~Excellent 映画ブログランキング<(_ _)> ☆映画・俳優 部門に登録中です☆
INDEXメニュー INDEXは、こちら
関連記事
スポンサーサイト
Date : 2007-04-09 (Mon)
Category : 映画 ドラマ