264
(感想・レビュー)アイデンティティー(2007年41発目)
アイデンティティー 世にも奇妙なサヴァイバルゲームにご招待!
STORY 天を突いたような豪雨の夜、寂れた街道で交通事故が起こる。加害者のエド(ジョン・キューザック)は、近隣のモーテルに救援を求めるが、豪雨で電話は不通。道路も冠水し、行く手を阻まれてしまう。やむなくエドはモーテルに引き返し、天候の回復を待つ。モーテルに集ったのは、同じように立ち往生した10名の男女。女優と運転手、娼婦、新婚夫婦、囚人と刑事…。互いに見ず知らずの彼らは、それぞれが何か秘密を抱えているようだった。やがて彼らは雨に閉ざされたモーテルで、1人また1人と謎の死を遂げてゆく。
CAST ジェームズ・マンゴールド 監督
マイケル・クーニー脚本
ジョン・キューザック (エド)
レイ・リオッタ (ロード)
レベッカ・デモーネイ (キャロライン)
アマンダ・ピート (パリス)
ジョン・ホークス (ラリー)
アルフレッド・モリナ (医師)
クレア・デュヴァル (ジニー)
ウィリアム・リー・スコット (ルー)
プルイット・テイラー・ヴィンス (マルコム)
ジョン・C・マッギンレー (ジョージ・ヨーク)
ブレット・ローア (ティミー・ヨーク)
レイラ・ケンズル (アリス・ヨーク)
ジェイク・ビューシイ (ロバート)
Review ジョン・キューザック主演『アイデンティティ』を観た!
この映画が面白いよって聞いて観てみたら,スピード感とスリルを味わえて良かったですね。冒頭の大雨のさなかエドが運転する車が,脇見運転で、たまたまパンク修理をしていた3人家族の母親をフレーム外から突然に激しく跳ね飛ばし吹き飛ばしたシーンに唖然。エドの視点が車内ばかりだったので繋がりが分からず予測不可能。見せ方が上手くて驚きましたよ!
大雨で道路が冠水して身動きが取れなくなった,それぞれ無関係(カップル・親子関係などはあります)と思われる11人がモーテルを舞台に一同に介して,携帯は,持っていても電池がないとか電波不良で通信手段がなくなり陸の孤島になるってのは,良くある話しですが、娼婦や休職中の刑事それに現役刑事と護送中の凶悪犯などが,入り乱れて興味をそそられました。これから殺戮ショーが展開されるのは,容易に想像できましたね。
ストーリーが,進むにつれて,多くの陰惨な死体(特にバットを口から突っ込まれて死んだ遺体と無意味に首と胴を切り離した死体の映像が脳裏に浮かびます!)と共に少しずつ謎が紐解かれていくのですが、要所要所で解離性同一障害と思われる犯罪者の罪を問えるかどうかの審議会にシーンが切り替わってたので、登場人物の誰かが二重人格で殺人鬼なんだろうと思ってたら,結末は,予想の更に上を行ってましたね。ドンデン返しのドンデン返しもありましたし。記憶系の新機軸の映画だと感じました。90分と短めの時間も中だるみも無く良かったと思います。
★見所・疑問点★ 一人また一人と死体に変わっていく過程と、死体が消滅して戸惑う彼らを箱庭的に眺めるのが、見応えあります。箱庭的なので鑑賞者には,事件の顛末が分かりやすい作りになってますが,分かってなお驚けるのが不思議でした。
冷蔵庫に入ってた遺体も彼らの中の1人なのでしょうか?
marvelous 映画ブログランキング<(_ _)> ☆映画・俳優 部門に登録中です☆
INDEXメニューINDEXは、こちら
関連記事
スポンサーサイト
Date : 2007-04-05 (Thu)
Category : 映画 サスペンス