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(感想)ファーゴ(2007年37発目)
ファーゴ ジェリーは,殺人教唆で済むのか気になります。
STORY 87年冬。ミネソタ州の自動車ディーラー、ジェリー・ランガード(ウィリアム・H・メイシー)は多額の借金を負い、早急に大金を必要としていた。彼は妻ジーン(クリスティン・ルドリュード)を偽装誘拐して、自動車業界の大物である妻の父親ウェイド(ハーヴ・プレスネル)から身代金を引き出し、借金返済に回そうとしていた。ジェリーは整備工場で働く元囚人から2人の男を紹介してもらい、ノース・ダコタ州ファーゴへ向かった。神経質に喋り通しの変な顔の男カール(スティーヴ・ブシェーミ)と一言も喋らない凶暴そうな大男グリムスラッド(ピーター・ストーメア)は、誘拐の実行を約束する。
CAST ジョエル・コーエン 監督
イーサン・コーエン
ジョエル・コーエン 脚本
フランシス・マクドーマンド (マージ・ガンダーソン)
スティーヴ・ブシェミ (カール)
ウィリアム・H・メイシー (ジェリー・ランディガード)
ピーター・ストーメア (グリムスラッド)
ハーヴ・プレスネル (ウェイド)
ジョン・キャロル・リンチ (ノーム・ガンダーソン)
Review コーエン兄弟の作品「ファーゴ」を観た!
冒頭のテロップで人名以外は,全て真実と言うから、そこそこの殺人事件で現実の犯人なんてたかが知れてるだろうと、舐めて掛かってたら驚いた。手口は,ミステリー小説でありがちなゴロツキを格安で雇って妻を誘拐させて悲劇の夫を演じ雇い賃以上の身の代金を金持ちの妻の父親からせしめる寸法だが、誘拐される妻も,身の代金を払うはずの父親も妻を拉致誘拐する2人のゴロツキ、更にゴロツキと共に一夜を過ごす娼婦そしてゴロツキまでも外見上かなり笑えるのだけど、普通は計画犯罪なんだから首謀者まで間抜けである必要性も無さそうなんだけど素人目でも常にオドオドして怪しいんだな~夫ジェリーは(ウィリアム・H・メイシー)不運が舞い込んできそうな顔してますしな(´・ω・)お前には,荷が重いから止めておけと言って上げたかったよ。
それにもまして捜査を進めるマージが行く先々で変な顔の娼婦や,どっかの爺さんに一律にチビで変な顔の男と揶揄されるゴロツキのパシリのカール(スティーブ・ブシェイミ)だが余計なお世話だと言いたかったに間違いないでしょう。結果的にジェリーとカールでかなり笑えた。サスペンス的に目立ってたのは,カールの相方(いつの間にか親分かな)の巨漢で無口で冷酷非情のグリムスラッドだったね。冗談は効かないは,後先考えるおつむがないは、でメチャクチャな奴なんですが、ホラーの悪役やった方がいいよ。ラストで除雪機にヴィーンヴィーンと死体をぶっこんで,白一色の雪の上に,血肉のソースを振りかけるなんて~…!そんな、かき氷は,食いたく無いですから~!。殺したのバレバレですから~…!!死体遺棄としては最低レベルですからね、一応言っておきますね( ´・∀・`)
どうせ、最初に殺した3人の死体は,既に発見されてるんだから無断な労力だと思ったら犯人は,壊れかけのテレビで情報収集出来なかったのでした。
これってノンフィクションってことでしょう?(当たり前です)コーエン兄弟のファミリーみたいな俳優達の怪演でなんとなくシリアスの中にもコミカルな感覚の「ファーゴ」ですが,良く良く考えれば人間が7人も死んでる事件何ですよね。これって全米を揺るがす大事件じゃないですか~。それを全く知らんかった僕って軽くやばいかも(; ̄ー ̄A アセアセ・・・
それにしても淡々としたサスペンスと聞いてたんですけど、実話と考えれば実話とは,思えないスリリングな展開 歯車が最初から狂いまくりすぎではありましたけどね。一人の欲望で何人が犠牲になるんだってのは,テーマ何ですかね~
★見所・疑問点★ 見所は,ジェリーがどんどん自分の身からでた錆で深みに落ち込んでいくのが、面白いです。他には人肉シャーベットをご賞味下さい(;´∀`)
トリックがどうのこうのではなく、全てに力押しなのがノンフィクションたる由縁でしょうか?最後の金は,あのまま何ですかね~?
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Date : 2007-03-26 (Mon)
Category : 映画 サスペンス