253
(感想)殺しのドレス(2007年30発目)
殺しのドレス 「完全版」が観たかったんですが、問題なかったです。
STORY マンハッタンにあるアパートの一室。シャワーを浴びている中年女性ケイト(アンジー・ディッキンソン)は、その後、夫のマイク(フレッド・ウェバー)の腕の中で歓びの声をあげた。しかし、マイクがベッドから出ていった後の表情は決して満足したものではなかった。ケイトは時々突然たくましい男に襲われる夢を見ていた。そして精神分析医のエリオット(マイケル・ケイン)のクリニックにかよっていた。彼女にはピーター(キース・ゴードン)という息子がいたが、彼はコンピューターに狂っており、今も科学コンクールに出品するためにその組立てに余念がなかった。若い女性リズ(ナンシー・アレン)は、死体を発見、犯人らしいブロンドの女性を目撃した。刑事マリノ(デニス・フランツ)の取り調べを受けるリズ。娼婦であるリズにマリノは冷たい。一方、犯人はリズを狙いはじめていた。
CAST ブライアン・デ・パルマ監督
ブライアン・デ・パルマ脚本
マイケル・ケイン (Drエリオット)
ナンシー・アレン (リズ・ブレーク)
アンジー・ディキンソン (ケイト・ミラー)
キース・ゴードン (ピーター・ミラー)
デニス・フランツ (マリノ刑事)
Review ブライアン・デ・パルマの傑作「殺しのドレス」を観た!
前半の主演のミラー夫人から、中盤から後半の主演,リズ・ブレイクにスイッチするエレベーターシーンが衝撃的でした。あの時にミラー夫人がリングを忘れて取りにもどらなければ,いずれは殺されるにしてもリズは,事件に関わらなかったはずで、正に運命を感じましたね。デ・パルマの元妻のナンシー・アレンは,スカーレット・ヨハンソンに似てるような、:*:・(*´∀`*):*:演技力は,スカーレット・ヨハンソンの方が,遥かに上だと感じました。追い詰められた時の恐怖感が足りないような気がしました。もともとあまりシリアスに描かれていない為なんでしょうか?だが魅力的でした。
冒頭ミラー夫人やピーターの生活の紹介からドクターエリオットの登場、美術館シーンが終了するまでが,少々たるかったのですが、嵐の前の静けさでありました。
最初は,お約束のシャワーシーンですが,「ボディダブル」と違ってストーリーに大きく絡む訳ではないので,で…あるかでしたね~。アンジー・ディキンソンにあまり興味が湧かなかったのもあるか(笑)
美術館シーン終了後は,グイグイ盛り上がって引き込まれましたよ。エレベーターで殺されるミラー夫人が、直前に犯人と美術館の帰りにニアミスしてたのを、生前の夫人ばかりか鑑賞者も、良く良く見ないと分からない、他にも取り調べ室でのエリオットとマリーノ中の会話を盗み聞きしてるピーターや列車内で,リズが四方八方を取り囲まれた時に、隣りの車両との境目の窓から、僅かに顔を見せているシーンなんかで、細部まで演出されているのに感心しました!芸が細かいんですよね。
中盤以降に,リズとコンビを組むことになる、ミラー夫人の忘れ形見ピーターが,ハリー・ポッターのダニエル・ラトグリフに見間違えました,秋葉系パソコン少年の知能は,高くて2人は,コンビプレーは,少なかったものの見てて楽しいです。少年には,リズの娼婦ならではの体を張った発想は,刺激が強すぎやしないか心配では,ありましたが…というより役得ですよね。将来ガキの女には,興味がないとか言いそうではあるな。リズのセクシー誘惑シーンは,ストーリー上必要だからOKで~す。やはりここ1番で、虜にしなければならない時には,黒だろ黒なんですね( ̄ー+ ̄)
ラストは,すっかり騙されました。突然の展開だったし、想像できなかった、見せ方が上手いのか,自分が鈍感なのか,とにかくしてやられました。そんで事件解決かと思いきや最後の最後まで気が抜けないです。人物を特徴的に描いてるし、この辺り,同じデ・パルマの「ブラックダリア」などとは,大違いでした。期待通りの面白さでありました!
★見所・疑問点★ 見所は,マンションのエレベーターでの殺しなんでしょうね。事件の発端ですからね,エレベーター内の鏡から垣間見る惨劇に驚くと同時にカメラワークにも唸らされた。全編通して音楽もいいです。後は,真相(犯人)展開が読めません!!!
「殺しのドレス」邦題は,原題の直訳なんだろうけど、「DRESSED TO KILL」って原題もどこから持って来たんでしょうか?
Excellent 映画ブログランキング<(_ _)> ☆映画・俳優 部門に登録中です☆
INDEXメニューINDEXPC版は、こちら
関連記事
スポンサーサイト
Date : 2007-03-10 (Sat)
Category : 映画 サスペンス