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(感想)HEART(2007年27発目)
HEART 見た瞬間に、イギリス映画。マイナーながら,なかなか楽しめます!
STORY 心臓疾患を抱えるゲーリー(クリストファー・エクルストン)は自家用機での運搬業を営んでいた。ある日、テレビ局のプロデューサーとして多忙な日々を送る妻テス(ケイト・ハーディ)といさかいを起こした彼は発作を起こして病院に運ばれ、車椅子に頼る身に。テスは後ろめたさを覚えながらも作家のアレックス(リス・エヴァンス)との情事に溺れていく。回復のため心臓移植を決断したゲーリーはその機会を待ち、ほどなく事故死した17歳の少年ショーンの心臓を移植される運びとなった。ショーンの母親マリア(サスキア・リーヴス)は息子がドナーカードを持っていたこともあって心臓の提供を合意したのだ。
CAST チャールズ・マクドゥガル監督
ジミー・マクガヴァーン脚本
クリストファー・エクルストン(ゲーリー)
ケイト・ハーディ(テス)
リス・エヴァンス(アレックス)
サスキア・リーヴス(マリア)
アンナ・チャンセラー(ファーマー)
Review サイコスリラーの「ハート」を観た! 移植された心臓自体に、心臓のもともとの持ち主の意志が,宿っていると思わせるのは,「21グラム」と似ています。ショーン・ペンは,心臓移植後ナオミ・ワッツに導かれるように会いに行きましたが、「ハート」でも,ゲイリーが,頼まれてもいないのに,マリアの元へと向かうのですが,これって帰巣本能なのでしょうか。心臓自体が,ホームに帰りたいと願うみたいな。カムバックサーモンと同じ原理かも(;´∀`)
冒頭から,インパクトあります。列車に乗り込んだ、けっこ~血だらけで,いかにも怪しいマリアが抱えてるのが,血がぽたぽた滴る、これまた怪しい小袋で,マリアの血だらけの元なのですが,中身は,なんと心臓です!この状況でパニックに陥らないのが,紳士・淑女の国ならでは、なのでしょうか?さらにオチ始まり(この先もあるのですが)なので,このシーンに戻って来るのですが,乗務員員までもが、切符拝見なんて、眉一つ動かさずに,場違いで不適切な発言をしてるのは,笑わせてくれます'`,、('∀`) '`,、
ストーリー的には,心臓を患ってる夫ゲイリーに対して欲求不満を感じまくってる、浮気者で不貞な尻軽女のテスと、その愛人アレックス。ファーマーの暴走運転によってバイクが転倒し脳死になり、ゲイリーのドナーになるショーンと、息子ショーンを亡くし精神不安定気味のマリアと絡み合う人間の色々な欲や心理がうごめく一筋縄でいかないサイコスリラーで見応えがあります!結局のところドナーの母親のまだ心の傷が塞がらない内に自ら会いに行ったのか,行かずに行かなかったのか?どちらにしても愚行を侵したゲイリーの自滅と言うべきところなのでしょう,ゲイリーも、せっかく治ったのに妻の不貞が発覚したりして不憫なところもありますけどね。この辺で妻よりも愛人に怒りを感じて問題解決の手段を間違っている感じがしました。そんなドロドロの三角関係を、息子の心臓がそんな環境で生活するのに嫌気がさしたのか、はたまた不貞な妻を蹴落としてゲイリーというより,ショーンの心臓と暮らすのを望んでいたのか,ゲイリーとテスの家庭をアレックスとは,別な意味で蝕むマリアが怖いです。特にテスの車に施した仕掛けにゾクッときました。過剰な母の子供に対する愛は,子を亡くしたことによって増幅されたみたいです。マリアに取って見れば細胞のひとかけらも,残らないほうが、幸せだったのかも知れませんね。
★見所・疑問点★ ラストが見所です。ショーンの意志なのか,マリアの実は緻密な計算なのか,蚊帳の外に追いやられてしまった一連の元凶との遭遇が…
結局マリアの罪ってなんなのでしょうか?死体損壊とかかな~。送られる場所が違う気もしましたね。
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Date : 2007-03-01 (Thu)
Category : 映画 サスペンス