249
(感想)ナイロビの蜂(2007年26発目)
ナイロビの蜂 巨悪に立ち向かう姿は、美しい!勧善懲悪嫌いな奴がいうなって感じです。■━⊂( ・∀・) 彡 ガッ☆`Д´)ノ
STORY それは、しばしの別れのはずだった。英国外務省一等書記官のジャスティンは、ナイロビの空港からロキへ旅立つ妻テッサを見送った。「行ってくるわ」「じゃ2日後に」それが妻と交わす最後の会話になるとも知らずに…。ジャスティンに事件を報せたのは、高等弁務官事務所所長で、友人でもあるサンディだった。テッサは車で出かけたトゥルカナ湖の南端で殺された。彼女は黒人医師アーノルドと共に、スラムの医療施設を改善する救援活動に励んでいた。今回もその一環のはずだったが、同行したアーノルドは行方不明、警察はよくある殺人事件として事件を処理しようとする…。
CAST フェルナンド・メイレレス監督
ジョン・ル・カレ原作
ジェフリー・ケイン脚本
レイフ・ファインズ (ジャスティン・クエイル)
レイチェル・ワイズ (テッサ・クエイル)
ユベール・クンデ (アーノルド・ブルーム)
ダニー・ヒューストン (サンディ・ウッドロウ)
ビル・ナイ (サー・バーバード・ペレグリン)
ピート・ポスルスウェイト (ロービア)
アーチー・パンジャビ (ギタ)
Review レイフ・ファインズ主演のイギリス映画「ナイロビの蜂」を観た!ワールドワイドな社会派恋愛ドラマと言ったとこでしょうか。レイフも,やればできるんだね(´∇`)|ョ
アフリカで新薬の承認を巡っての人権と人命を無視した腹黒い利権争いを,強い信念のもとに、自分の命をかえりみず追求するテッサと,テッサを信用しながらも,さまざまな状況から疑念を抱くジャスティンの心情が,良く描かれていると思います。冒頭で,ジャスティンに1人猛抗議したテッサが,珈琲でもと誘ったジャスティンと一気に深い関係になった時は,特にジャスティンが鋭いキラーパスを送った訳でも無いのに、もの凄く軽いイメージを抱いて、その後のテッサの行動とギャップを感じましたが,それは、ジャスティンとの間にできた子供が死産に終わったことで、新薬によって失われた人命に対する悲哀と新薬に対する嫌悪感,事実を知りながら尚も投薬を続ける製薬会社の人体実験を止めさせ訴追しようとする正義感が一層増幅されたと思うことで、納得しました。もしも自分の子供が誕生していたとしても,いずれは,行動しただろうとは,思いますけれど,少しは,自分の家庭を重く考えたのかも知れませんね。
妻のあまりに突然でむごい死を、取り乱すことなく受け入れ図らずも、積み重ねてきたキャリアや未来を捨て去り、テッサの想いと意志を受け継ぐ決意を固めたジャスティンが美しいじゃありませんか( ;∀;) カンドーシタ、亡き妻に対してそこまでやるとは……庭いじりだけが趣味の男とは,思えない活躍でしたね。核心に迫るスピードも早くて良かったかと!!
ラストシーンは,綺麗な話では,ありましたが、誰よりも一つの生命を大事にしたテッサが、全てを解き明かしたジャスティンにわざわざ自分の足で死地に飛び込んでホームに帰ろうとするのを,許す筈は、ないと思ったのですが,演出をみる限り作品においては,受け入れられる現実であったようですね。
★見所・疑問点★ 世界各国の人種差別と同じくらいに、深刻なアフリカの状況が,フィクションでドキュメンタリーでは,ないにしろあり得るストーリーで見応えがありました!レイチェル・ワイズも飾らない普通の演技が,はまって良かったと思います。
ジャスティンが,命を狙われてるのを,分かっていたのに,明らかに怪しいホテルの部屋に突入して行くのは,特攻隊ではあるまいし,かなり疑問でしたね?テッサとの取り引きに応じたサンディも,取り引き終了前に、切り札を先渡ししてしまうのも,若干疑問でした?
marvelous 映画ブログランキング<(_ _)> ☆映画・俳優 部門に登録中です☆
INDEXメニューINDEXPC版は、こちら
関連記事
スポンサーサイト
Date : 2007-02-27 (Tue)
Category : 映画 サスペンス