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(感想)アメリカン・ヒストリーX(2007年25発目)
アメリカン・ヒストリーX タイトルの由来が、そんなことだったとは、思わなかったです。
STORY カリフォルニア州ヴェニス・ビーチ。白人至上主義集団のカリスマ的リーダーで自宅を襲った2人の黒人の故殺罪で服役していたデレク(エドワード・ノートン)が出所した。その日、彼を崇めて自らもスキンヘッドにした高校生ダニー(エドワード・ファーロング)は、黒人で人権運動に深く関わるスウィーニー校長(エイヴリー・ブルックス)から呼び出され、ヒトラーの『わが闘争』についてのレポートの代わりに兄弟をテーマに作文を書けと命じられる。消防士をしていた父が黒人ドラッグディーラーに殺されたのがきっかけで、スウィーニーの教え子で優等生だったデレクは、母ドリス(ビヴァリー・ダンジェロ)らの反対も無視して白人至上主義集団の組織者キャメロン(ステイシー・キーチ)の配下となり、地元のスキンヘッズのヒーローとなった。
CAST トニー・ケイ監督
デヴィッド・マッケンナ脚本
エドワード・ノートン (デレク)
エドワード・ファーロング (ダニー)
ビヴァリー・ダンジェロ (ドリス)
フェアルーザ・バーク (ステーシー)
エイヴリー・ブルックス (スウィーニー校長)
ステイシー・キーチ (キャメロン)
エリオット・グールド (マーレー)
イーサン・サプリー (セス)
ガイ・トーリー
Review エドワード・ノートン主演の「アメリカンヒストリーX」を観た!
エドワード・ノートンってケビン・スペイシーと演技の質が似ていると思うんですよね。なよキャラから,ワルまで幅広く演じれるって意味合いで!顔は,文句無しでノートン何だろうけど,定まったイメージが無いのは,新鮮で好感が持てます。と言いつつ「アメリカンヒストリーX」を観るまでは,好きでも嫌いでも無かったんですけどね~
若さゆえか,自由と偏見を合わせ持つアメリカ社会ならではなのか,父親の死をキッカケに優等生から転落したデレクがスキンヘッドのチームからカリスマのようにもてはやされ怒りの矛先を黒人や白人以外の人種に向け暴力を繰り返すのですけど、それが虚しいと気付くまで長い時間がかかったんだねって話なんですけど,そこに辿り着くまでの弟や家族との回想シーンや、最初は(`皿´)ウゼーとか思ってたに違いない黒人受刑者との刑務所内での作業を通して、心を通い合わせて行く過程が素晴らしい!結局、行き着く所まで行かないと気付けないし因果応報と言えばそれまでなんですけどね。とにかく言葉には,言い表せない程の密度の濃さと大小様々な人間模様が描かれた傑作ですね。
ラストは,デレクとダニーの会話で,あとでを、やたらと多用してたので,だいたい想像は,つきましたが、僅かな歳月では,大きな流れを変えるのは,難しいということか?積み重ねが大事なのでしょうね。傷みは,根深いです雪解けの日が,来て欲しいものです。
★見所・疑問点★ エドワード・ファーロングとエドワード・ノートン2人とも上手かったし、クレジットされていない端役の役者もそれぞれが,ひとつの流れとして活きていたと思う。エドワード・ノートンの意外にパワフルな肉体に注目です。
疑問は,思いつきませんでした。作品中で充分に解釈できるし不合理な点も僕には,感じられませんでした。刑務所つながりの「25時」と違って突っ込む余地がないのよ(`ε´)傑作保証です!
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Date : 2007-02-23 (Fri)
Category : 映画 ドラマ