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デュエリスト (殺し合いから育む愛)
デュエリスト STORY カン・ドンウォン×ハ・ジウォンの初共演で贈る、宿敵同志の切ないラブストーリー。朝鮮王朝時代に発生した、国中を揺るがす大規模な偽金事件。果敢な女刑事ナムスンは、偽金の出所を突き止めるべく、捜査を開始する。そんなある日、彼女は鬼の仮面をつけた男と出会い、仮面の下に見せた“悲しい目”に心を奪われてしまう。しかし、彼は事件の黒幕が仕向けた刺客だった…。
CAST イ・ミョンセ監督
ハ・ジウォン (ナムスン)
カン・ドンウォン (悲しい目)
アン・ソンギ (アン刑事)
ソン・ヨンチャン (ソン長官)
Review 韓国映画「デュエリスト」を観ました。背景が朝鮮王朝時代なので,日本でしたら時代劇ってことになるのでしょうか?
祭りのシーンから始まるのですが,街行く人々と露天商の会話が,軽く下ネタが入ってましたね。あまり笑えませんでした,クスッとにやける程度です。そこで、鬼の面を付けた男が,登場するんです。しばらく妖しい動きを見せた後に、剣舞を披露するのですが,優雅でありながらも速いのが特徴で,なかなか見事で好印象でしたね。
しばらく剣舞で油断させておいて偽金の入った幌付きの馬車と護衛を斬り殺し金の仏像を手にした後に、異変を察知した女刑事ナムスンと宿命の対決をするのですが、実は、このナムスンと鬼仮面の男は,互いに惹かれ合うのですが,少なくとも鬼仮面の男は,ナムスンを一目惚れした訳では、無かったようです。そうじゃなければ,なんの躊躇も無しに、騙し討ちで中段に居合い斬りは,しないでしょう。あれは,確実に殺意が見え見えでしたよ。ナムスンは,たぶん一目惚れですが,この時は,鬼仮面をしてたので顔が見えなかったんですが、良くある展開で対峙した2人がお互いに相手の脇を
白刃を閃かせながら必殺の一撃を繰り出して走り抜けるってあれですよ。 大抵は,かなり時間がたってからどちらかが、うめき声あげながら崩れ落ちるんですけれど、今回は,金の仏像に隠されていた偽金鋳造用のプレートと鬼仮面が3分の1が割れて体は,無傷でしたね。本当ならどこから血が噴き出すんだろ、もしかして首が飛ぶのか~。なんて期待するとこですが(笑)一瞬の攻防でしたけど,超高速戦は,迫力ありますよ~、ただのチャンバラでは、無いですね。この戦闘後に割れた鬼仮面から、見え隠れする。男とは,思えない端正な美しい横顔と悲しい眼にナムスンは,めでたくフォーリンラブってとこみたいです。単純だなぁ~。ちなみに、悲しい目とクレジットされてる最後まで名無しだった剣士は,ナムスンの怒った顔が好きだそうです。マゾですか?
それ以降も,何度となく悲しい目とナムスンは,剣を交えるのですが,死闘に発展するわけでもなく敵・味方に別れた恋愛劇も進展せずでした。どうせならドロドロの愛憎劇にすれば良かったのに…
悲しい目は,黒幕の悪事をやんわり止めようとしたようですが,不調に終わって最終手段に移行するしかなかったのが悲しい。最後まで2人は,踏み出すことができなくてイライラ。闘うことでしか愛情表現できないバイオレンスカップルなのかも。最初から今ひとつ2人の愛情には,共感出来なかったですね。説得力に欠けました。
ラストの幻想的なバトルも,散々見せられた後なんで、もう食傷気味でした。スローモーションの映像表現もしつこいですね。これなら「グリーンデスティニー」のようなワイヤーアクションの方がいいです。
一つ疑問なのは悲しい眼が,長剣なのに対してナムスンは,クナイに近い短剣なんで 間合いが,全く違いますよね。ゲームならまだしも、実戦では,突きがきたらすぐに,串刺しになって終わりなんじゃないかと…
映像と音楽は,良かったですが,アクションは,迫力もありますがワンパターンでストーリーは,完全におざなりでした。結局カン・ドンウォンのファン向けでしょうか。
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Date : 2006-11-23 (Thu)
Category : 映画 アクション