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時計じかけのオレンジ(30年前の迷作?)
時計じかけのオレンジ STORY ロンドンの都市。秩序は乱れ、治安状態は悪化し、性道徳は退廃の極にあった。そして町には夜な夜な少年ギャングの群れが横行していた。これは、そんな少年のひとり、〈強姦と超暴力とベートーベン〉だけに生きがいを求めるアレックスの物語である。15歳のアレックス(マルコム・マクドウェル)を首領とするディム(ウォーレン・クラーク)とジョージー(ジェームズ・マーカス)の一味は、その夜も街で暴れ廻っていた。
CAST スタンリー・キューブリック監督
マルコム・マクダウェル(アレックス)
ウォーレン・クラーク(ディム)
ジェームズ・マーカス(ジョージ)
パトリック・マギー(アレクサンダー)
エイドリアン・コリ(アレクサンダー婦人)
マイケル・ベイツ (バーンズ看守長)
Review 30年以上前の名作「時計じかけのオレンジ」を観ました。
邦題からは,内容は,読み取れませんがスタンリー・キューブリック監督の代表作と言うことでとりあえず「時計じかけのオレンジ」を観たのですが、最初からカオスチックですね。北斗の拳を彷彿とする治安最悪状態です。求むケンシロウってとこですか~
冒頭から、主人公の15歳の少年アレックスとその舎弟達が酔いつぶれた,ホームレスの親父をステッキやチェーンなどで親父狩り宜しくみたいな感じで、ボコボコにひと昔前にいたチーマーの様です(今も,まだ居るのかも)その後も別のチーマーと抗争して完全勝利。なんだか観てて受付ない気がして来ましたがこの辺りは,まだソフトな方でしたね。
アレックス一味が、超暴力の次なるターゲットに選んだのが、作家のアレキサンダー家。車の事故を装って電話を借りたいって理由でまんまと家に押し入るとアレキサンダーを下半身付随になるほど痛めつけ、奥さんをアレキサンダーが見てる前でベートーベンの第九交響曲を口ずさみながら、アレックスがナイフで衣服を少しずつ切り刻んで暴行するシーンは,絶賛されてるのですが悪趣味の極みにしか思えない自分は,まだまだ浅いんですね。
そんなこんなで,アレックスは,仲間とのつまらないいざこざから、裏切られ逮捕され刑務所に入るのですが、ここでの猫のかぶり方は,なかなかどうして大した物です。
結局、刑務所内の神父に取り入り更に内務大臣の新型犯罪者矯正計画の被験者に自分を売り込み刑期を大幅に短縮することができたアレックスですが,その代償でベートーベンの第九を聞くことと、人に危害を加えることと、性行為をしようとすると猛烈な吐き気が襲う無抵抗人間になったアレックスに過去の罪による恨みつらみが,降り注ぐのは、当然といえば当然なことで、ここで不幸の絶頂を味わって終わっておけば、メッセージ的なものを感じるのでしょうが,ラストは,軽くどんでん返しで納得いかない結末でしたね。美学のない悪人は、嫌いです。
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