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ミリオンズ
ミリオンズ STORY イギリスがユーロ市場圏加入直前の頃、母を失ったカニンガム一家は、父ロニー(ジェームズ・ネスビット)の提案で新しい街に引っ越してきた。ある朝、8歳の弟ダミアン(アレックス・エテル)のダンボール製の隠れ家に、大金が入ったバッグが降ってくる。中には22万9320ポンド入っていたが、ユーロに替わる12日後にはただの紙屑になってしまう。実利主義者の10歳の兄アンソニー(ルイス・マクギボン)は、欲しいものを片っ端から買いまくるが、一方、信心深く聖人になることを夢見ているダミアンは、貧しい人を助けたいと思い、学校にやってきたチャリティーワーカーのドロシー(デイジー・ドノヴァン)に多額の募金をする。
CAST ダニー・ボイル監督
アレックス・エテル (ダミアン)
ルイス・オーウェン・マクギボン (アンソニー)
ジェームズ・ネスビット (ロニー)
デイジー・ドノヴァン (ドロシー)
Review たまには、軽い映画で頭をすっきりさせようと「ミリオンズ」を観ました。
子供をダシに使ったゲラゲラ笑える痛快なコメディかと思ったのですが、ちょっぴり教訓めいたファンタジー色の強いコメディでした。
ダニー・ボイル監督の前作があのバイオハザード映画「28日後」、「ミリオンズ」とは、まさしく月とスッポンですが,どっちかと言えば「28日後」の方がいいです。
この作品全体から感じ取れるテーマは,同じくダニー・ボイル監督の「シャロウ・グレイブ」に似てます。お金(見える物)より大事な物は,心だ。思い切り噛み砕くとこんなとこだと思うんです。(裏テーマとか、有っても自分のようなトーシローから、うぶげ程度抜け出した輩には,理解出来ないです。)違いは,「シャロウ・グレイブ」が,引き返す事が出来なかったのに対し「ミリオンズ」がダミアンによって運よく引き返す事が出来たというとこでしょう。後は,アプローチが違うだけで「シャロウ・グレイブ」が大人向けで「ミリオンズ」がお子ちゃま向け何でしょう。
まだ幼い兄弟が出どころの分からないお金を拾うのですが,数日後には,紙屑になると分かってて更に子供なら後先、考えずに使って散ってこそ華だと思うんですが、自分なら間違いなく使いますね~今が楽しめればそれでいいって思います。だって次の瞬間にいきなりパタッと倒れる確率もあるんですから後悔先にたたずです。良く煙草を吸う人が肺ガンを発症するリスク覚悟で吸い続けるのに似てますね。自分は,そこまで高リスクは,背負いこみたくは,無いですがほどほどにですね。どころがダミアンときたら、そんな私達、一般ピープルをあざ笑うかのごとく清らかな心を全開で見せてくれます。自分には,眩し過ぎて肌に合わなかったですが…
幼い子供が居る世の中のお母さま方は,息子や娘にこの映画を飽きるまで観させるとダミアンのようなよい子に育つかも知れないです。自分は,現在は,独身で隠し子の類は,存在しませんが、自分ならダミアンより、したたかなアンソニーのように育て上げたいですね。確かにお金より大事な物は,ありますけど,やっぱりお金なわけで…。それよか大事なのが運なわけで、それが良く分かるのが「マッチポイント」なわけで皆さんも観るように!!(かなり偉そうです(笑))
ラストシーンは,お前たち涙せよみたいな演出でしたが自分には,効果無かったです。軽い映画でもなかったです。睡眠不足と相まってスッキリせずでしたね。
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Date : 2006-11-14 (Tue)
Category : 映画 ドラマ