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チョコレート
チョコレート STORY 米深南部ジョージア州で州立刑務所に勤めているハンク(ビリー・ボブ・ソーントン)は、黒人嫌いの父親バック(ピーター・ボイル)から、人種偏見と看守の仕事を受け継いだ男。息子のソニー(ヒース・レジャー)も看守になったばかりだが、黒人の死刑囚マスグローヴ(ショーン・コムズ)の刑執行の日、任務を満足にこなせないソニーにハンクは怒りを爆発させた。
CAST マーク・フォースター監督
ビリー・ボブ・ソーントン (ハンク・グロトウスキ)
ハリー・ベリー (レティシア・マスグローヴ)
ピーター・ボイル (バック・グロトウスキ)
ヒース・レジャー (ソニー・グロトウスキ)
ショーン・コムズ (ローレンス・マスグローヴ)
Review 悲しみよこんにちはの女の子 のセシルさんから、紹介されてた映画です。アカデミー賞受賞作品で有名何ですけど、人種差別物の臭いがぷんぷんして、取っ付きにくい印象があったので,勧められるまでは,躊躇してましたが,観ていくとそれだけでは,ない奥深さも感じました。ただし疑問点もたくさんあります。
この映画は,ハンクとレティシアが、息子や夫を失い,それがきっかけで考え方の変化や新しいパートナーと共に新生活をスタートしようと言うポジティブな一面もありますが,観ようによっては,夫と息子を失い収入も少なく家賃を滞納して,家から叩き出されたレティシアを、金で釣ったそんなイメージもあります。事実レティシアは,家を追い出されるまでは,ハンクを自分を黒人の女として差別的発言をした根っからの黒人蔑視の思想を持ったハンクの父親と同列にして、ハンクを「話しもしたくない」「顔も見たくない」「金輪際近寄らないで」などと言いながら,家から叩き出されたら,コロッと態度一変ですから、観た人の何%かは,同じ事を考えてるかも知れません。最もそんな悪い方向に考えずに、時間を置いてレティシアも頭を冷やしてハンクともう一度付き合って見ようと思ったと考えるピュアな人もいると思います。この映画は,受け止め方によって色々変わりそうです。
最後は,登場人物をどんどん追いやってハンクとレティシアだけになるのも、ご都合主義とまでは行かないまでも、何だか都合がいいなと(笑)ハンクの息子の死は,父親に対する抗議とかでなんとなく理解出来ますが、レティシアの息子に至っては,とってつけた様なタイミングでした。轢き逃げされたにも、関わらずその後、全く触れられてないのも不自然かな。黒人だから警察は,身を入れて捜査してないのだろうけど、レティシア自体が,サラッとしてるのが不自然でしょうか。ハンクも自分とレティシアの為に父親を介護センターみたいな所に入れるし冷酷な要素もあります。
ハル・ベリーは,かなり体を張ってましたね。R18なのも解ります。またソニーとハンクそれぞれ娼婦とのシーンがありますが,あれは,ハンクもソニーに対して偉そうな事を言ってたが,根っこの部分では,同じ穴のムジナと言う暗示でしょうか?
そうそうレティシア自体も突っ込んでましたが,何故あそこでアイス何だろ。チョコレートアイスと黒人を引っ掛ける為なのか,レティシアにハンクが夫の死刑に関わった事を気付かせる為のプラグなのか?いずれにしても終わってからでいいだろうとまとめておきます
なんとなく辛口ですが(笑),大筋で観るとやっぱり良作です。ただ突っ込む要素が多かっただけなんですよ
Good ランキングに挑戦しています。ご協力お願いします。(゚∇゚ ;)エッ!?駄目そこをなんとか(笑)
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Date : 2006-10-17 (Tue)
Category : 映画 ドラマ