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バッド・エディケーション(自覚のない罪人)
バッド・エデュケーション STORY 映画監督エンリケ(フェレ・マルチネス)のもとに、イグナシオ(ガエル・ガルシア・ベルナル)と名乗る美青年が、自作の映画脚本『訪れ』を手に突然現われる。その名は16年前にエンリケが少年時代を過ごした神学校寄宿舎での親友の名前。だがエンリケは、アンヘルという芸名で舞台俳優をしているというその青年に、かつてのイグナシオの面影を見出せない。しかし脚本には、彼らの少年時代の引き裂かれた悲劇が描かれていた。
CAST ペドロ・アルモドバル監督
ガエル・ガルシア・ベルナル (イグナシオ)(アンヘル)(サハラ)
フェレ・マルティネス (エンリケ)
ハビエル・カマラ (パキート)
ルイス・オマール (ベレングエル)
ダニエル・ヒメネス・カチョ (マノロ神父)
Review スペインの巨匠ペドロ・アルモバドル監督×メキシコ人俳優ガエル・ガルシア・ベルナルが魅せてくれました。
これまで僕が観たペドロ・アルモドバル監督の作品って面白いんだけど、ワンパンチ足りない作品が多かったのですがこの映画は,僕の期待度を上回ってくれました。実は、良質のミステリーだったりします。
ペドロ・アルモドバル監督って自身がゲイだけあってバイセクシャルの要素が入った作品が多い気がしますがこの映画は,監督の半自伝だけあって一層強まってる感じです。
僕は,どっちかと言うとゲイの要素が入った映画は,敬遠してました。ブロークバック・マウンテンも僕の地域では,映画も来なかったしDVD化もされてないので観るには,買う以外無いのですが,もし観れる環境にあっても当時は,躊躇してたはずです。ゲイに対して偏見は,無いのですが男が男を愛するっていうことは,自然の摂理に反してるようで嫌いでした。しかしブロークバック・マウンテンに関するブログを読んだり自分で何作かゲイの要素が入った作品を観て感じたのは,男しか愛せない男がいるだからこそ,それを偏見などに屈せずに貫くそれもまた真理なのかなと,理解できる様になりました。
この映画の登場人物の映画の中で映画監督をして映画を撮っているエンリケとマノロ神父は,生粋のゲイでしょう。マノロ神父は,後に結婚して隠れ蓑にしてますが内面的には,ゲイであると言えると思います。イグナシオは,マノロ神父によって後天的にゲイになったので,この映画の内容から読み取れる要素に限って言えば,前者の2人とは,タイプが違うのでしょう。 最後にファンは,恐らくゲイでも何でもなくて自身の野望を実現する為に身体を使っている計算だかくて狡猾な人物をガエル・ガルシア・ベルナルが好演していると思います。
さてこれまでゲイに関する自分の解釈ばかり書いてきましたが,この映画は,それだけでは,なくてサスペンスの要素を含んでいるのに感心しました。終盤のベレングエルの告白には,驚かされました。また,ストーリー構成も良くて全てが繋がった時には,きっちり納得できて良かったです。
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Date : 2006-09-24 (Sun)
Category : 映画 サスペンス