STORY のどかな海沿いの町、アメリカはカリフォルニア州ミドウィッチ。バザーの日の朝10時、突然人々は意識を失って倒れ、6時間のあいだ眠り続けた。この異常事態は解明されないまま、町に異変をもたらした。何とその日を境に、町の受胎可能な女性全員が-たとえ処女であっても-妊娠していたのだ。政府上層部から派遣された科学者のスーザン・バーナー博士(カースティ・アレイ)は、この不可思議な“集団妊娠"におびえる町民に対し、生まれた子供を国の科学機関で定期検診させてもらうことを条件に法外な額の補助金を提示して、半ば強引に人々の同意をとりつける。やがて町の女性たちは一斉に出産を迎える。医師のアラン・チェフィー(クリストファー・リーヴ)の妻ジルは女の子を、そしてあの日事故で夫フランク(マイケル・パレ)を亡くしたジル・マクゴワン(リンダ・コズラウスキー)は男の子を生んだ。メラニー(メレディス・サレンジャー)だけはなぜか死産で、その死児の遺体はバーナー博士が持ち去っていた。やがて子供たちは全員ジョージ・ミラー神父(マーク・ハミル)の教会で洗礼を受け、バーナーとチェフィーは検査の結果、彼らが皆似たような遺伝子を持っていることを知る。